譜久山仁 の 第3診察室

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抗がん剤の副作用

 すこし、前回のお話から時間がたってしまいました。

大腸がん手術の後の抗がん剤治療について、前回までお話してきました。



今日は、抗がん剤の副作用について、お話しますね。
クリックしていただけると、うれしいです。


 抗がん剤の副作用、というと、
10人中、8-9人の人が、
「髪は抜けますか?」
とたずねられます。

 もちろん、脱毛(抜け毛)があるかどうかは、大きな問題なのですが、
10人中8人の方の髪が抜ける、というわけではありません。

脱毛があるかどうかは、
抗がん剤の種類 と 個人差 でかなり差があります。

 また、脱毛は抗がん剤を飲み始めてから2~3週間後に多く起こりますが、
抗がん剤治療が終われば、3~6ヵ月後にはまた生えてきます。
(抗がん剤治療前より増えるわけではありませんが‥)


 脱毛以外の副作用としては、
大きく分けて自分でわかるものとわかりにくいものがあります。

自分でわかる副作用として、
消化器系の異常(下痢、食欲不振)、
粘膜や皮膚の異常(口内炎、色素沈着)などがあり、薬を飲み始めた数日後から現れることがあります。

自分ではわかりにくい副作用として、
血液の異常(白血球、血小板の減少、赤血球減少(貧血))、肝機能障害などがあり、これらは薬を飲み始めた1週間後頃から、血液検査で見つかることがあります。

抗がん剤の副作用について、詳しいことを知りたい方は、
国立がんセンターがん対策情報センターのホームページにわかりやすい説明がありますので、ご参照ください。

また、前回お話しました、
大腸癌手術後に使うことが多いUFT と ユーゼルの副作用については、
お薬を作っている 大鵬薬品 という会社が作成した患者さん向けのパンフレットが、
こちらからご覧になれます。

副作用を十分に知ると、
必要以上に不安に感じたり、
逆に注意不足になったりすることを防ぐことができます。

あなたや、あなたの大切なひとが、
安心して抗がん剤治療を受けられますように。
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by fkymhts | 2009-03-15 21:49 | 病気のこばなし