譜久山仁 の 第3診察室

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ありがとう、Eさん

Eさんへ

 


今日は、患者さんへの心からのお礼です。
クリックしていただけると、嬉しいです。


 1年と1ヶ月、一緒に歩いてきました。

大きな病院から、譜久山病院へ転院して来られたとき、

そして、病状に合わせて、治療方針を変えないといけなくなったとき、

「個人病院で治療をされることについて不安がありますでしょう?」、

と訊ねた僕に対して、答えられた言葉は、一生忘れません。


 「病気は、病院が診てくれるのではありません。

お医者さんが診てくれるのです。」


 その言葉に勇気づけられて、

試行錯誤のこともありましたが、

2人で歩いて来れました。


 最期の最後まで、

僕の説明に対して質問を重ねながら、

ご自身で自己決定をしっかりとされました。


 そのようなEさんにめぐり逢えて、

最期の時まで、貴重な時間を一緒に過ごさせて貰えて、

とても光栄でした。


 治療が良い結果とならず、自分に自信がなくなることもあります。

患者さんに対して、力不足で本当に申し訳ないな、と思うこともあります。

もし、自分が担当でなければ、もっと良い結果を迎えることができたかもしれない、と思うこともあります。


 そんな時でも、

「自分にはできない、」と、投げ出してしまうのではなく、

前向きに、そして、謙虚に患者さんと向き合っていく勇気をもらいました。


 「病気は、病院が診てくれるのではありません。

お医者さんが診てくれるのです。」


 あなたの言葉をいつも胸に、

これからも気持ちを新たに、

僕を必要としてくれる患者さんのお役に立てるよう、

精一杯頑張っていきます。


 あなたの主治医をすることができて、本当に光栄でした。

ゆっくりと、おやすみください。

本当に、本当にありがとうございました。
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by fkymhts | 2009-06-01 22:11 | 医者と患者さん