3月23日に、高橋裕子先生の禁煙講演会がありました。
今回で、譜久山病院では4回目の講演会です。
いつも、おだやかな、それでいて説得力のある語り口でお話されるのを楽しみにしています。
今回の講演会で印象に残ったのは、こどもの禁煙について
高橋先生の外来には、こども(小学生!から高校生まで)がたくさん通っているそうです。
こどもが一旦タバコを吸い出すと、おとなより禁煙するのは難しいそうです。
そのため、こどもの場合は、「まず、吸い始めないこと」が大事。
こどもがタバコを吸うのは、おとなの見よう見まねで始まることがほとんどです。
そこで、「吸い始めない」ためには、大人がタバコをやめることが一番、と言われます。
おとながタバコを吸っているのをみて、こどもがタバコを吸い、そのうちにやめられなくなって、そのこどもが大人になって、それを見たその子供がまたタバコを吸って…
これをとめる為に、「世代の悪循環を断ち切る」ことが重要、と高橋先生はおっしゃります。
タバコをやめるのは、自分一人の為だけでなく、自分にとってかえがえのない大切な家族を守るためでもあります。
その為に、
ニコチンパッチを使って、ニコチン切れの苦しみを感じずに、
あきらめない、がんばらない、楽しい禁煙 をしましょう。
譜久山病院でも、禁煙支援をしています。
ご興味のある方は、どうぞ、病院窓口まで。