患者さんに、悪いニュースを知らせないといけない時があります。
そんなときに、
自分自身で、心しているのは、
何を伝えるのか、
ということ。
患者さんが、
結果を正確に知りたいのか、悪い結果だったら知りたくないのか。
悪いニュースを受け止めることができるのか。
目の前にある結果だけでよいのか、そこから推定できる今後の経過まで伝えないといけないのか。
など、など‥
その時その時で、考えないといけないことはたくさんあります。
また、
伝えるだけで終わることはなく、患者さんから質問されることがあります。
伝えている途中に、患者さんからの強い想いとぶつかって、伝え方を変えることもあります。
悪いニュースを受け止めることができる、と思っていても、お話をしている途中で受け止められそうにないと判断して、数回に分けてお話をすることもあります。
伝え方には、いろいろな状況がありますが、
すべてのことに共通して、伝えたいことがあります。
それは、
その患者さんが、「これで良かった。」と思える治療を選べるようなサポートを、
お役に立てる限り、最後までおつき合いします、
ということ。
良いお話ばかりではないからこそ、
最後までおつき合いします、ということだけでも、
患者さんにとっての安心できる材料になれば、と願っています。