譜久山仁 の 第3診察室

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motivation = モチベーション

motivationとかいて、モチベーション、と読みます。

動機づけ(されている状態); 誘因, 刺激, 意欲〈to do ..する〉. [ 新グローバル英和辞典 : 三省堂 ]
という、意味です。

患者さんがどれだけよくなれるか、というのは、患者さんのmotivationにかかっている、と思います。

患者さんに治療に対する意欲がないのに、医療者がどれだけ周りで旗を振っても、効果はありません。

医者ができるのは、患者さんが治るのを手助けするだけ。

そう言うと、医者が無力に見えたり、無責任に聞こえたり、するかもしれません。

でも、医者は、患者さんに代わって治療を受けるわけにはいかないのです。

あくまで、治療を受けるのは、患者さん。
そして、治療を選ぶのも、患者さん。

医者は、患者さんがmotivationをもてるような目標=ゴールを患者さんと一緒に設定する。
(退院して家に帰る、自力でトイレに行ける、食事療法のみで高脂血症をなおす、などなど)

そして、患者さんが目標に向かって進んでいく上で、疲れてしまったり、道に迷ったときに、手を引っ張ってあげる、お尻を押してあげる。

でも、決して、患者さんの代わりにゴールラインを切るわけには行かないのです。

患者さんとともに、ゴールに向かって歩いていくことが、医者の仕事だと思うのです。
そして、そのゴールは、医者が独りで決めるのではなく、患者さんと共に設定するのでなければ、意味がありません。

患者さんのもっとも身近にいて、一緒にゴールを目指すのが、かかりつけ医です。
よいかかりつけ医を選ぶための観察する目安に関して慶応大学の加藤先生のブログでアドバイスが掲載されています。

わが身をふり返ってみると、まだまだ、よいかかりつけ医にはほど遠いと思いますが、
良医、よいかかりつけ医になる為に、できることから始めていこうと思います。

motivation = 患者さんが自分を治すために欠くことのできないもの
motivation = 医者が患者さんのお手伝いをする上で欠くことのできないもの

そして、僕にとっては、
良医、よいかかりつけ医になる、という、自己実現のために欠くことのできないもの
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by fkymhts | 2005-04-03 22:47 | 医者と患者さん