譜久山仁 の 第3診察室

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消毒の(功)罪

消毒って、必要? では、消毒薬の罪について、
消毒によって細菌は死ななくても人の細胞が死んでしまう と、言いました。

しかし、消毒薬の罪は、それだけではなかったのです。

先日、夏井睦先生が講演会で来られたときに、お話を伺いました。

消毒をすることによって、細菌を殺すことができます。
しかし、それで死ぬ細菌は、皮膚にいる常在菌です。
常在菌が死んだ後に新たに出てくるのは、常在菌と違って人の体と共生できず、有害となる(感染の原因となる)菌です。
つまり、消毒によって、人の体と共生する無害な常在菌のいる環境を壊しているのです。
その結果、人の皮膚の上での環境破壊が起こり、あらたな感染を引き起こすのです。

もちろん、消毒すべてが悪いわけでは、ありません。
必要な消毒もあります。

その、使い分け。
患者さんへの説明、医療者間でのコンセンサスの確立。

なかなか、道は長そうです。
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by fkymhts | 2005-04-04 00:53 | キズの手当て