譜久山仁 の 第3診察室

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鳥人間



患者さんのご家族の言葉に、はっとしました。
クリックしていただけると、うれしいです。


 「ずっと、飛んでいくことが出来ない、ってわかっているんです。

いつか、落ちる。

でも、すこしでも前へ、長く飛んでいたい。」


 「がん患者の家族としては、

もう助からない、ということはわかっていても、

一日でも長く、希望を失うことなく、生きていて欲しいんです。」



 そうですね。

だんだんと、水面が近づいてきても、

すぐに落ちるわけではない。

ふわっ、っと、水面から浮かび上がる瞬間も、あるかもしれない。


 いつか、水面に着水する時は来るのでしょうが、

その時が、一日でもあとになるように、

そして、

「おちる、おちる。」

と、おびえながら飛ぶのではなく、

「少しでも前に行こう。」

という希望を持って生を楽しんでいただけるよう、

そして、

すーっ、っと、着水ができるよう、

患者さんを、ご家族を、サポートしていこう、

と、こころを新たにしました。



 気づかせてくださった

患者さんのご家族に、

感謝、です。
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by fkymhts | 2010-04-23 22:48 | 医者と患者さん