譜久山仁 の 第3診察室

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 80歳の患者さんが第3診察室に来られました。
高血圧と喘息、痛風、足のむくみを訴えておられます。
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もらっているお薬は10種類をこえています。

「どれだけのんでいますか?」
と聞くと、
「えへへ。」
というお返事が返ってきました。
「こんなにのむと、ご飯が食べられんようになるから、のんどらん。」


「何がお困りですか?」
と聞くと、
「息がぜいぜい言うのと、足がむくむのがしんどい。」
「おとこの平均寿命をこえたから、後は、しんどくないように楽しく生きられたら、それでええ。」
とのこと。

「本当は痛風のお薬も必要ですが、まずは一番しんどい症状の治療からはじめましょうか。
お薬をきちんと飲めたほうが病気そのものにとってはいいのですが、それでご飯が食べられなくなったら楽しく生きられないでしょうから、まず必要なお薬からはじめましょう。」


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by fkymhts | 2005-04-26 22:28 | 診察室のひとりごと