譜久山仁 の 第3診察室

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言うべきか、言わざるべきか

 進行がんの患者さんの主治医になることがあります。

 時として、患者さんが自分の病名を知らないことがあります。

 そのときに、どうするか。

 告知すべきか、しないべきか。

 
 僕は、原則として、告知をする立場にいます。

 理由は、
患者さんの治療について、患者さん自身が選び、決定する権利があるから
患者さんに残された時間は、患者さん自身が管理する権利を持っているから
そして何よりも、患者さんは、患者さん自身の人生を主役として全うする権利を持っているから
です。

 ただし、
患者さんが自分の病名を知りたくない場合は、はなしは別です。

 患者さんには、自分の病気について知る権利がありますが、
当然のことながら知ることを拒否する権利もあります。


 ただ、誰にとっても、自分の人生は、自分自身が主役です。

病名を知ったらショックを受ける。
これまで病名を知らせていなかったのに、いまさら知らせることはできない。
病名を知らない方が幸せだ。

という、おもいやり、よりは、

患者さん自身の残された人生を、主役としてまっすぐ歩いていけるように、
そして、できることならば、最後までその人らしさを損なうことなく、人生を全うできるように、
サポートする。

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 そうして、最期まで、患者さんと一緒に歩んでいきませんか?
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by fkymhts | 2005-05-22 16:21 | 医者と患者さん