6月4日の鳥谷部俊一先生の
褥創の開放性ウェットドレッシング療法講演会まで、あと3日となりました。
鳥谷部先生は、従来の創傷被覆材や各種の軟膏を使った褥創治療とまったく異なった視点から、ラップ療法を考案されました。
褥創の治療に必要なこと。
乾かさない。
消毒しない。
圧をかけない。
この治療に、最適だったのが、ラップであり、そこからさらに発展した開放性ウェットドレッシング療法です。
鳥谷部先生には、勤務されている相澤病院に見学に伺ったときに、2晩(と1日)にわたり、褥創についての
レクチャーしていただく機会がありました。
左から、鳥谷部先生、譜久山仁、あたらしい創傷治療の夏井睦先生です。
褥創、創傷、そしてやけども、すべて同じキズとして考えられるべきであり、治療は根本的には異ならないこと。
従来の治療法とまったく異なった治療なので、従来の治療法に固執する人からは理解が得られにくいこと。
など、熱く語られました。
これまでの治療法を廃しての、あたらしい治療の先駆者であり、
治療法が確立してからも工夫を続けられ、
その上で、
「褥創を治したからって、それだけで偉い訳ではない。」 と謙遜しておられます。
実は、講演会を拝聴するのは今回が初めてなので、とても楽しみです。
当日は、あたらしく考えられた処置の方法も実演していただけるとのこと。
講演会参加希望者も100名を越え、いよいよ、カウントダウンです。