第3診察室では、原則として予約制を取っています。
大病院では、3時間待って3分診療 というのが言われることがあります。
譜久山病院は大病院ではありませんが、患者さんをお待たせしてしまうことがあります。
その待ち時間をできるだけ短くする為に、予約制を取り入れました。
予約制を取る為には、ひとりの患者さんの診療にかかる時間を決めなければいけません。
限られた時間で患者さんを十分に診察することができなければ、予約の時間は段々と遅れていき、時間通りに患者さんを診察することができなくなってしまいます。
限られた時間内に患者さんを診察し、その結果を説明するために、患者さんにわかりやすい図や模型を使ったり、患者さん用とカルテ用との複写式の説明用紙を使ったり、印刷された説明資料をお渡ししたりしています。
でも、患者さんから十分な情報を得るのに時間がかかったり、同じ内容を何度も説明したりしなければならなくなって時間がかかったりすることもあります。
そこで、第3診察室で医者の力を最大限に引き出し、より質の高い診察を受けるためのコツを。
質問されたいことをメモしてきてください。
説明を受けて疑問に思われたことは、その場で遠慮なく質問してください。
他の医師、病院での意見が聞かれたいときは(セカンドオピニオン)遠慮なくお申し出ください。
こちらが提案する治療にご同意できないとき(薬をのみたくない、違う治療がしたいなど)は、遠慮なくお申し出ください。
医者に対しての遠慮は要りませんので、治療状況、他の病院の受診状況など、ありのままの状態を教えてください。
これだけのことで、医者の力を引き出し、ひいては、ご自身がよりよい診療を受けることができます。
治療は、医者の独善ではなく、患者さんと医者の共同作業です。
医者の仕事を効率よくして、患者さんが受ける医療の質をよりよくしていきませんか。