譜久山仁 の 第3診察室

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情けは人のためならず

 患者さんのご家族とお話をしていると、その患者さんのこれまでのご家族との関わり方がうかがわれます。

 患者さんがご自宅への退院を希望される場合、在宅医療部門のスタッフと相談をして、可能な限りご自宅で過ごしてもらえるような体制を整えています。
 
 あとは、ご家族の方の受け入れ次第なのですが、
積極的にご自宅で介護をされようとするご家族や、
ご自宅での介護が不安で気が進まれないご家族、
ご自宅での受け入れは全くできないと言われる家族、
と、そのご家族の状況によりさまざまです。

 その時の、お話をされる様子をお聞きしていると、受け入れについて一番影響があるのは、
その患者さんがご家族とどのように関わってきていたか、のように思えます。

 体調が良く自分のことは自分でできる間は、他の人のお世話にならなくても良いと考えがちですが、病気になるとこれまでにできていたことが突然できなくなります。
その時に、ご家族のサポートほど助けになるものはありません。

 ご家族からの手篤いサポートを受けておられる患者さんを拝見すると、その方のご家族との関わりが拝察され、情けは人のためならず、という言葉がうかんできます。

 きっと、手篤いサポートを受けておられる患者さんは、これまでにご家族に対してもそのようなサポートをしてこられたのでしょうから。
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by fkymhts | 2005-06-18 06:25 | 診察室のひとりごと