譜久山仁 の 第3診察室

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「尊厳死」 正しく理解していますか?

 「尊厳死」についての講演を聞いてきました。
がん末期の患者さんに関わっていますと、ご家族の方から、「尊厳死って、できるんですか?」という質問をいただくことがあります。
お話を聞いてみますと、延命治療を希望せず、またご家族によっては点滴なども含めて一切の治療をしないことが可能か、というご質問のようです。
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今回の講演では、初めて知ったことがありました。
「尊厳死」についての法制化はまだ途中ですが、医療裁判の判例からは、尊厳死が認められる為の必要条件としては、
「不治」かつ「末期」の病態であり、
治療を行わない、もしくは中止することに対して、本人の自己決定があること
が挙げられます。

そして、「尊厳死」が認められようとしている根拠としては、幸福追求をうたう憲法第13条が挙げられるそうです。
第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

患者さんが自己決定し、ご家族がその自己決定を受け入れられるように、頑張っていきます。
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by fkymhts | 2013-06-25 22:10 | 白衣を脱いで