ちょっと、難しいタイトルになってしまいました。
今日、参加してきた勉強会の特別講演のお話です。
大腸癌が進行した時や、手術で腸をつないだ後に、大腸が狭くなることがあります。
大腸が狭くなると、便が通らなくなり、腸がつまってしまう腸閉塞という状態になります。
その、狭くなってしまった大腸に対しての治療のお話です。
ステント、というのは、狭くなったところを筒状に広がる金属のあみなどを使って内側から広げることです。
これを使うことにより、これまでは手術で狭くなったところを切らなければいけなかったり、人工肛門を作らなければいけなかった場合でも、手術をすることなく、腸閉塞の状態を改善することができるそうです。
問題は、まだ、あたらしい治療なので、医療保険でできないということ。
今回講演をしてくださった 東邦大学外科の
斉田芳久先生は、この治療を広めるのに尽力されておられます。
手術よりも危険が少なく、患者さんのQOL(生活の質)が良くなる治療が、医療保険で早くできるようになることを期待しています。