譜久山仁 の 第3診察室

shinsatsu.exblog.jp
ブログトップ

鬼手仏心

 鬼の手、とは、なんともこわい表現ですが、 きしゅぶっしん と読みます。

外科医は残酷なほど大胆に手術するが、それは患者を治そうとするやさしい心によるものだということ。 
                                      大辞泉 より

 治療をするときに、痛みを伴うことがあります。
痛みを抑えるために麻酔をしますが、その麻酔の注射でさえ、痛みがあります。

できるだけ痛くないように麻酔を工夫したり、
「ごめんなさい、ちょっと痛いですよ。」と声をかけながら治療をしていますが、
痛いことをされる患者さんの立場からは、文字通り鬼の手のように見えるかもしれません。

治療をするときは痛くても、治療の手を緩めてしまって不十分にならないように。
結果として、より早く、より良く治るように。

決して心まで鬼にならないように、患者さんに謝りながら、治療の手を進めていきます。
[PR]
by fkymhts | 2005-06-17 05:53 | 医者と患者さん