譜久山仁 の 第3診察室

shinsatsu.exblog.jp
ブログトップ

手のやけど

 てんぷら油で両手をやけどしてこられた患者さんがおられます。

自分でできる やけどの治療では、
やけどは、乾かさないようにすること 
そして、そのためには ワセリン+ラップ が適している ということをお知らせしました。

手の場合は、ラップで覆うのが大変なので、やけどの部位にワセリンをぬったあと、
プラスチック製の手袋(食品を扱っているお店ではめている、ぺらぺらの手袋)をはくと便利です。
また、やけどの範囲が広いときは、水ぶくれができて手袋をはくのが困難なことがありますので、ワセリンをぬったあとにビニール袋(台所用の小袋)をはめる方が良いかもしれません。



ワセリン+ラップにすると、液が出て、においもするために化膿しているのではないか、と心配される方がおられます。
皮膚の表面(表皮、といいます)が傷つくと、そこから浸出液という液がでます。
その中には、キズが治るのに必要な成分が含まれているのですが、キズがジュクジュクしていると治らない、というまちがった認識が広まってしまっているため、液が出て、においまですると心配になるのはごもっともだと思います。

やけどを含めて、キズが化膿するときには、その周りが赤くなったり、痛くなったり、腫れたりします。
そのようなことがなく、ただ液が出ているだけの場合は、化膿している危険性は低いです。

液が出て、においがする場合は、きれいな水(水道水で十分です)でサーッと洗い流して(ごしごしとこすってはいけません)、ワセリンをぬりなおしましょう。

化膿しているかどうか判断しにくい場合や、ご不安がある場合は、病院で見せてください。

この治療で、どのくらい良くなるかは、こちらでよくわかります。
[PR]
by fkymhts | 2005-07-01 17:19 | キズの手当て