譜久山仁 の 第3診察室

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山本ビニターさんとの出会い

 今年最終週が始まりました。
とはいえ週の前半だけ仕事で、後半は年末年始のお休みに入ります♪ 

 さて、 京都府立医大のがん「温熱・免疫療法」 の本で温熱療法に出会って温熱療法について調べるうちに、温熱療法の機械で医療保険で治療ができるのは サーモトロン という機械だけで、山本ビニター株式会社が作っているということがわかりました。
8月3日に山本ビニターさんに連絡を取って5日に担当の方にお越しいただき、温熱療法についてのレクチャーをしていただきました。

がん細胞が熱に弱いのではないか、ということが、古くから考えられてきました。別の病気で高熱を出した患者のがんが小さくなったといった報告が世界各地の医師や研究者からあがっていたのです。

問題はがん細胞だけをどうやって加熱するのか?ということです。がんは身体の奥深くにあることも多く、また、身体中のあちらこちらに広がっていることもあります。身体を表面から温めるだけの方法では効果は期待できません。特に肺がん、肝臓がん、膀胱がんなどといった身体の深部にあるがんにはほとんど効果がありませんでした。

そこで注目されたのが、高周波の電波による加熱です。赤外線や紫外線が身体の表面しか温めることができないのに対し、高周波は身体の奥深くにまで浸透して、がん組織を狙うことができる特長を持っています。研究の結果、8MHzという周波数帯の電波が最も適していることが分かりました。
当社のハイパーサーミア装置「サーモトロン-RF8 EX Edition」は、8MHzを採用しています。

幾年にもわたる研究開発を経て1984年に、 山本ビニターが世界で始めて高周波加温によるハイパーサーミア装置"サーモトロン-RF8"を実用化、 厚生省の医療用具の製造承認を取得しました。
山本ビニター株式会社のウェブサイトより

というような内容に加えて、根掘り葉掘りの質問に対して丁寧に答えていただき、ふくやまの緩和医療の取り組みにも共感してもらえました。
1月16日の公開勉強会の協賛とウェブサイトでも勉強会のお知らせをしていただいています。
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がん組織は熱に弱いという理論はわかりやすいですが、
身体の内部深くにあるがんを温めるという技術を作るのはすごいことですよね。

正常組織にダメージを与えない、治療がしんどくない、という素晴らしさに魅せられて、
温熱療法をもっと知りたいと思うようになりました。
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by fkymhts | 2015-12-28 23:31 | 白衣を脱いで