譜久山仁 の 第3診察室

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自己決定

c0029677_22361567.jpg 癌の患者さんが亡くなられました。
遠く離れた所から娘さん、お孫さんも駆けつけ、たくさんのご家族に囲まれての最期でした。

 最後まで、ご自身のことをご自分で決められ、癌の転移についても正確な告知を望まれ、治療もご自分で決めて受けられました。


 癌の末期状態になり、十分に話ができなくなっても、ご家族が絶えることなくお見舞いに来られ、ずっとそばについておられました。



 自分がすべきことをしっかりとして、家庭を築き、子供を育て、孫の世話も見てきた。

最期のときが近づき、お話ができなくなってもなお、その患者さんを慕い、遠くからでも駆けつけるご家族のご様子を見ていると、その患者さんの生きざまが伺えました。

 果たして、自分がその年齢になったとき、その状態になったときに、それだけのことを決めることができるだろうか。

と、考えると、その患者さんの人生に頭が下がりました。

最期の最期まで、自己決定されたHさん。

 おつかれさまでした。
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by fkymhts | 2005-08-26 22:31 | 医者と患者さん