譜久山仁 の 第3診察室

shinsatsu.exblog.jp
ブログトップ

見込み

 入院患者さんに緊急の手術をしないといけない状態が起こりました。
手術をしないと、病状は確実に悪くなり、命が助かる可能性はほとんどありません。
でも、手術をしても、助かる見込みは、決して高くありません。


 患者さん、ご家族に、とても難しい説明をしないといけません。


 手術をしても助かるかどうかはわからないが、手術をしない場合、助かる可能性はほとんどありません。

 と、お話をすると、当然のことながら、

 どのくらいの見込みで助かりますか?

 という質問が返ってきます。



 でも、その見込みがわからないことがあるんです。

 
 外科医として、手術をすることによって命を助けられる可能性が高くなるのだったら、どんなに時間がかかる手術でも、夜遅くまでかかっても、その見込みを見逃すことはできません。

あとは、患者さん、ご家族が、その見込みに一緒に賭けてくれるかどうか。


 今回は、この見込みに賭けて、手術を受けていただくことができました。
幸い、手術は無事に済み、今のところ、明るい見込みが高まってきています。

 患者さんにとっての命がけの見込み。

 先行きが明るくなりますように。
[PR]
by fkymhts | 2005-09-03 21:48 | 医者と患者さん