譜久山仁 の 第3診察室

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鼻血で救急車

 病院で当直をしていると、鼻血が止まらない患者さんが救急車でこられました。
以前は、血管を収縮させるボスミンという液をガーゼにしみ込ませて、それを鼻の穴の奥深くまで押し込んでいましたが、血が止まらないことがあり、また、患者さんの苦痛も大きく、不評でした。
今は、キズの治療で使うアルギン酸という綿のようなものを細長く丸めて鼻の穴に入れ、両方の鼻を外からおさえて血を止めるようにしました。
鼻の中に入れる物が小さくなり、また、止血効果も高く、血管が収縮することによる血圧上昇もないので、非常に重宝しています。
すべての鼻血がこの方法で止まるわけではないので、場合によっては耳鼻科の先生に見ていただかないといけないこともあります。

 鼻血が多いと、患者さん、ご家族が非常にびっくりされますが、鼻血で貧血になることはめったにありません。「鼻血で救急車?」とオーバーに思われるかもしれませんが、鼻血が止まらないときには、救急車を呼びたくなる気持ちも理解できます。
 
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by fkymhts | 2005-01-12 06:21 | 病気のこばなし