譜久山仁 の 第3診察室

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病院の子

 「先生が、こーんなに小さいころから知っとってな。」



ご主人に車椅子を押してもらって、いつもニコニコしながら第3診察室に来られるUさんの口癖です。

Uさんの主治医をさせていただくようになってから2年余り。
いつも、娘さんとお孫さん達と一緒に第3診察室に来られます。


「お父さんのころからずーっと、この病院以外かかったことがない。」
と、譜久山病院びいきのUさん。
僕が小さいころを知っているのも、当然かもしれません。

 僕が0歳4ヶ月の時に、父である先代の院長が譜久山病院の前身のフクヤマ外科
を開業しました。

その時から、18歳で大学進学のために明石を離れるまでの18年間。
僕は病院の中で育ち、文字通り「病院の子」でした。

患者さんの中には、僕の小さい時のことを知っておられる方も居られます。

また、診察の際に、自己紹介をすると、
「ああ、次男さんやね。」と言われることもあります。

父の診察のことを患者さんから聞くこともよくあり、それまで緊張で張り詰めていた空気が急に和むこともあります。


患者さんが父に寄せてくれていた信頼を裏切らないようにしよう。

そして、その上で、自分自身についてくれる患者さんとの信頼関係を守っていこう。


それが、病院の子として地域の方にお世話になった者としての務め、と思っています。
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by fkymhts | 2006-01-07 23:26 | 医者と患者さん