譜久山仁 の 第3診察室

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腹腔鏡手術の勉強

 6月10,11日の2日間、東京で行われた腹腔鏡下手術の講習会に参加してきました。



 腹腔鏡下手術は、お腹を2cmほど小さく切り、そこからカメラ(腹腔鏡)を入れてお腹の中を見ながら行う手術です。お腹の中での操作は、ほかの部分に開けた1cm程度の創からマジックハンドのような器具を入れて行います。

 従来行われている開腹手術と比べると、お腹を切る大きさが小さくて済み、創の痛みが小さく、術後の回復も早く、入院期間も短いというメリットがあります。

その反面、カメラで見えている範囲しか見えない、習熟するのに専門的なトレーニングが必要、などの困難な点もあります。

 その困難な点から、前立腺がん摘出のため腹腔鏡手術を受けた60歳の男性患者が死亡したという事故もありました。

 腹腔鏡下手術で最も一般的に行われているのは、胆石などに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術で、譜久山病院でも胆石の手術では標準的な治療となっています。

 今回の講習会では、腹腔鏡下手術の危険な点も学びましたが、開腹手術に比べて患者さんの痛み、治療にかかる時間が小さくなるという利点を活かせるよう、技術を磨いていきたいと思います。
 
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by fkymhts | 2006-06-12 23:43 | 白衣を脱いで