今日は、33回目の誕生日でした。
誕生日。
まわりの人にお祝いをしてもらう日、と当たり前のように思ってしまうかもしれません。
でも、ある日、
ちょうど、今の歳の半分くらいだった高校生のころに、
誕生日の、また別の意味を教えてもらいました。
「誕生日にはね。
特別なプレゼントやお祝いはいらないの。
ただ、お母さんに、
○○年前の今日、僕を産んでくれてありがとう。
と、感謝する日なの。」
それから、十数年。
親元を離れて、一人暮らしをして親のありがたさがわかり、
医師として患者さんとご家族のご関係を見るたび、
そして、父親として我が子の誕生、成長を見ていくうちに、
その言葉は、心により深く刻まれるものとなりました。
苦しいことも、楽しいことも、生きていればこそ。
そして、それも、自分の母親が産んでくれればこそ。
お母さん、
33年前の今日、
僕を産んでくれて、ありがとう。