メタボリックシンドロームという概念が確立された目的は、
動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞などの循環器病をいかに予防するかということです。
動脈硬化は、ある程度症状が進まないかぎり、なかなか症状として出にくい病気です。
しかし、動脈硬化による循環器病は働き盛りに突然発症することが多く、
生命に関わる重大な病気であり、後遺症も深刻です。
メタボリックシンドロームを放置しておくと、やがては動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化にならないために、メタボリックシンドロームの段階で改善しておきましょう。
メタボリックシンドロームの診断基準の必須項目であるウエスト周囲径、そして、高血圧は自分自身で測ることができ、日頃から知っておきたい項目です。
高脂血症、高血糖については、健診やかかりつけの病医院での検査を定期的に行いましょう。
ご不明な点、ご質問がございましたら、譜久山病院まで、いつでもご相談ください。