譜久山仁 の 第3診察室

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これでよかった


これでよかったと思います。



 患者さんとお話をするときに、心がけて言う言葉です。


治療の経過で、患者さんと医療者は、たくさんの選択を迫られます。

そして、その時、その場面で、最善と思われる選択をしていきます。

期待していた結果になることもあれば、失望する結果に終わることもあります。


そして、残念な結果に終わったとき、

これでよかったのかな?

という思いは、患者さん、医療者両方ともに心にのしかかってきます。


結果だけを見ると、

あの時こうしておけば良かった、と思えることもあるでしょう。


でも、その時、その場面にさかのぼってやり直すことはできません。


あの時こうしておけば良かった、

と悔いるよりは、

今回の結果を活かして、これからはこうしていこう

と前向きに考える方が、残念な結果もプラスになります。


医療者の立場からは、

患者さんよりも選択肢がたくさん見えていることが多いだけに、

こんな選択も、あんな選択もあったのでは、

と思うこともあります。


それでも、

選択をする過程では精一杯考え、悩んで、

選択をした後は、良い結果に終わるように最善を尽くして、

その結果は、これでよかった、と受け止める。

そして、患者さんに悔いが残らないようにする。


それが、医療者としての務めと思っています。



これでよかったと思います。


あの時、考えられる最善の選択をしたのですから。
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by fkymhts | 2007-04-06 05:39 | 医者と患者さん