譜久山仁 の 第3診察室

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やせぐすり

っていう、アヤシゲなタイトルになってしまいましたが、

(だって、2ちゃんねるにそう書いてあったんだもん)


ちゃんとした健康のお話です。


高脂血症には、

コレステロールが増えるタイプと
中性脂肪が増えるタイプがあります。


その中でも、コレステロールが増えるタイプに、効果があるのが、

コレバイン

内服薬ですが、血液の中に吸収されない、不思議なお薬です。


一般的には、内服薬は、血液中に吸収されて効果がでるようになっているものが多いのですが、コレバインは血液中に吸収されません。

コレバインの作用機序(どうやって効くのか)については、

この薬剤は内服後腸管に達すると,そこの胆汁酸と結合して,胆汁酸の再吸収を阻害し,胆汁酸の便中への排泄を促進します。胆汁酸は,元来,肝臓でコレステロールが代謝破壊された産物として胆汁中に排泄されたものですが,腸肝循環というしくみによってその一部は,腸管から再吸収されて肝臓に戻され,肝臓でのコレステロール代謝の一部は間接的にコントロールされているのです。したがってコレスチミドによって,胆汁の腸肝循環が阻害されると,肝臓へ戻る胆汁酸が減り,肝臓はコレステロールの代謝を高めます。そのためコレステロールが必要となり,肝臓は血中からコレステロールの取り込みを増すため血中のコレステロールの減少が期待されることになります。

となっています。

うーん。難しいですね。


誤解を恐れずに、端的に言ってしまうと、

コレバインは、

腸の中に入って、食べ物の中のコレステロールを集めて、便の中に捨てる。

腸肝循環といって、腸と肝臓の間を行ったりきたりしているコレステロールを集めて、便の中に捨てる。

という2つの方法でコレステロールを減らすんです。


医者の立場からは、

やせぐすりとしてはおススメできませんが、

高コレステロール血症の良い治療薬として、おススメです。


その結果、もしかしたら、やせる、かな…?


なによりも、食事で高コレステロール血症を治せれば、

それば一番なのですが。
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by fkymhts | 2007-04-29 23:31 | 病気のこばなし