譜久山仁 の 第3診察室

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往診

 今日は、2週間に1回の往診でした。

ご自宅へ伺うと、
「先生、お忙しい中、いつもありがとうございます。」
との言葉で迎えていただきました。

待ってくれている人がいる、というのは、医者冥利に尽きます。


今日は、ちょっと考えていただきたいお話です。クリックしていただけると、うれしいです。



「もう何も出来ないのに、そろそろお迎えが来てもええんやないか、と思って。」


「いえいえ、お元気で過ごされているだけでいいんですよ。
これまで十分なことをなさってきているんですから。」


その人の、今、だけを見ると、
確かに、何も出来ていない、と思われるのかもしれません。

でも、
その人の来し方に、たくさんの人とのかかわりがあり、
たくさんのことをして来られていると思うのです。

その人ががんばってこられたから、
その人に続く人たちがいる。

そうして、その人を中心に、人の輪、社会が作られてきているのだと
思うのです。

今、だけを見るのではなく、
その人の来し方を重んじること。

それが、年長者を敬うことであり、
そして、回りまわって、自分に返ってくることでもあります。


ご高齢の方が、望まれる場所で、生きいきと暮らすことが出来る地域。
そんな地域づくりを、医療面からサポートしていきたいです。
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by fkymhts | 2007-07-26 21:24 | 医者と患者さん