譜久山仁 の 第3診察室

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遺言

上を向いて で、こんなメッセージを頂きました。


今日は、ちょっと神妙なお話です。クリックしていただけると、うれしいです。



遺言を事前にちゃんと書く人ってどれくらいいるんでしょうね。もちろん、ふいに事故等で亡くなるならば書けないでしょうが、それでも私なら50歳くらいになったら元気でも作っておこうかと思います。言いたいのは先を見る、そういう意識が各個人に必要だと言うことです。


おっしゃるとおりです。

人は、いつか死にます。

なので、自分はこう死にたい、というものを持っておくのは大切なことだと思います。

医療の進歩に伴って、寿命が延び、
治療をすれば亡くならない、とか、
死は医療にとって敗北である、
などと錯覚しがちになっています。

人は、必ず、死ぬ。

ちょっと考えてみると、当たり前のことです。

そして、どう死ぬか、は、
裏返すと、どう生きるか、と同じことなんです。

死は、
自分がやりたいことすべてを終えた後に訪れるのではなく、
自分の都合とは全く関係なしに訪れるのです。

どう死ぬか。

そして、その前の人生をどう生きるか。

先を見る、そういう意識が各個人に必要だ。

本当に、おっしゃるとおりです。

「死」と背中合わせの「生」を生きてきた昔の日本人には、
しっかりとした死生観があったといいます。

「死」は、決して遠く離れた世界のものではなく、
自分自身にかならず訪れるもの、
という認識があったからこそ、
「死」を受容でき、そして、それまでの「生」を 精一杯生きられたのでしょう。

「死」のぎりぎりまで、
生き生きと 尊厳を持って生きたい。

そして、その為には、
自分で決定できることは自分の意思で決定し、
自分で判断できない状態になったら、一切の延命行為はして欲しくない。

それが、僕個人の希望です。
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by fkymhts | 2007-08-04 19:35 | 診察室のひとりごと