譜久山仁 の 第3診察室

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長生きできる体重は?

 とっても太っている人 が、 早死にしそう。
というのは、なんとなく、納得できると思います。


今日は、とっても気になる体重のお話。
クリックしていただけると、うれしいです。

 では、どのくらい太っていると、寿命に関係するのか。
また、やせていたら大丈夫なのか。

という問題について、

厚生労働省多目的コホート研究 という研究がされています。

題して、

肥満指数と死亡率との関係について。

 肥満指数 とは、BMIとも言われます。

BMIは、Body Mass Indexの略語で、
体重(kg)÷ [身長(m)]2
の計算式で求められます。

体重の単位はキログラム、身長の単位はメートルですので、
体重70キロで身長が1.72メートル(172センチ)であれば、
70÷1.72÷1.72=23.7と計算します。

さて、それでは、どのくらいの体重が良い体重なのか。

BMIが22である体重が、理想体重と呼ばれています。

172cmの人ならば、
1.72x1.72x22=65.1 kg が理想、ということになります。

ところが、
肥満指数と死亡率との関係について の研究では、
男性、女性ともにBMIが 23.0-24.9の人の死亡率が一番低かったのです。

そして、
男性ではBMIが27以上の人、
つまり、172cmでしたら79.9kg以上の人の死亡率が高くなっています。
その中でも、BMI30以上の人では、
BMIが 23.0-24.9の人と比べて死亡率が約2倍と高くなっています。

また、
女性では、BMIが25をこすと死亡率が高くなる傾向にありました。


それでは、やせていれば良いのかというと、
BMIが23.0-24.9の人と比べて、
男性ではBMIが22.9以下で、女性ではBMIが18.9以下で死亡率が高くなる傾向でした。


つまり、
太りすぎていると、もちろん長生きは出来ませんが、
やせすぎていても亡くなる可能性が高くなります。

そして、
太っていることについては、これまで言われているBMI22という数字は、
少なくとも死亡率の点から言うと理想的ではなく、
BMI23.0-24.9がもっとも死亡率が低い数字となりました。

172cmの人は、
必ずしも65.1kgが長生きできる体重ではなく、、
68-73.6kgくらいが最も死亡率が低い、ということになります。

もっとも、
同じ73kgでも、脂肪の多い方と筋肉質の方ではまったく違いますので、
体重だけを目安にするのではなく、
脂肪の量も参考にする必要はあります。

脂肪の量については、また、お知らせしますね。
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by fkymhts | 2007-08-22 23:32 | 診察室のひとりごと