譜久山仁 の 第3診察室

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病院を守る

 いきなり、なんだ、というタイトルですが、
何のことはない、お留守番、の話です。


お留守番、いないと困りますよね。今日は病院のお留守番のお話です。
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 病院には、かならず、医師がいないといけないことになっています。
24時間、365日。
まったく、欠けることなく、
だれかが病院の中にいないといけないんです。

 これって、実は、大変なことで、
医師が30人いる病院でしたら月に1回、病院を守っていたらいいのですが、
10人の病院では、月に3回、
5人の病院では、月に6回、
だれかが、夜も病院を守っていないといけないのです。

 医者になってから、すぐに当直をする生活に慣れてしまった身にとっては、
月に6-7回当直をするのが当たり前のように思えていましたが、
ふと冷静になってみると、
実は、これって、かなりのハードワークなんだ、
と思うようになりました。

 病院は、
その地域にとって、身体の上で、安全、安心のよりどころでなければなりません。

 その病院が常に機能できるように、
病院を守る医師が、継続して仕事をできる環境作りが必要です。

 医師不足 に 加えて、
医師の地域別、診療科目別の偏りが、著明になってきています。

 どの地域でも、病院を守る医師が良い状態で仕事ができるように、
医師数の増加、救急体制の整備を国策として整えて欲しいものです。

 ない物ねだりをするだけでなく、
自分たちの病院でできることとしては、当直明けの医師が休養を取れるようにしていますが、病院を守ることのできる医師の数が増えない限り、根本的な問題は解決しないように思います。

 お留守番、とはいえ、
あなたの命を預かるかもしれない、病院を守る大切な役目。

 医療崩壊が取り返しがつかなくなる前に、
お留守番ができる医師が増えることを、心より願っています。
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by fkymhts | 2007-08-27 23:08 | 診察室のひとりごと