譜久山仁 の 第3診察室

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9月になりました

 朝夕の風が、涼しくなってきましたね。

今日から9月。

ブログの背景も変えてみました。


今日は、少し長いですが、ぜひ、最後まで読んでください。
クリックしていただけると、うれしいです。


 デイジー。

ヒナギク(雛菊)の別名です。

キク科の植物の一種で、チョウメイギク(長命菊)という別名もあるとか。


 あなたが元気で長生きができるための、お役に立てますように。



 とっても悲しいニュースを目にしました。

【主張】妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち
 
 話題になっているニュースなので、ご存知の方が多いと思います。

ニュースの見方は、その立場によって変わると思いますので、
上の産経新聞の引用と、
この記事に対して書かれている 癌治療医のつれづれ日記  の引用を参考にしていただければと思います。

 今回のニュースについて、僕自身が悲しかったことは、
医療者が義務を忘れた、 しかも、「また」、という
関心を引くことに重点をおいた、一方的に断罪をするような見出しとされていたことです。

そして、義務を忘れたということについて、

理由は「手術中」「ベッドがない」といろいろあるだろうが、患者を救うのが医師や病院の義務である。それを忘れてはならない。


と、その時の各病院の状態を検証もせずに述べています。

しかも、記者名は明らかにされていません。

 
 今回、救急隊から受け入れ要請を受けた奈良県立医科大学産婦人科の
その時の状態が、ホームページで公表されています。

義務を忘れた、との一方的な批判をそのまま受け入れる前に、

こちらのホームページを、ぜひ、読んでみてください。


 そして、

再発を防ぐためには、どうしたらよいのか。

これ以上、この国の医療崩壊を防ぐためにはどうしたらよいのか。


 それを考える方が、

一方的な断罪による、虚しい満足感よりも、

はるかに充実したことではないでしょうか。


 今の医療者に、これ以上負担をかけても、医療は良くなりません。

医療者は、「ありがとう」という言葉を糧に、精一杯頑張っています。


 ただ、「ありがとう」

その言葉が、なによりものやりがいにつながるんです。


 どうしたら、今の崩壊しかかっている医療を再生できるか。

それは、医療者だけでは成し得ません。

医療を受けるあなたが、

健康と医療に対しての関心をもち、

医療者に協力を要請して、自分自身の健康を守ろうと行動を起こすこと。

そのことで、本来あるべき医療の姿が、息を吹き返します。


 あなたの健康は、医者に預ける物ではありません。


 医者に預けたから大丈夫なはずだ、

うまくいかなかったら訴えたらいい。


 訴えて、うまくいったとしても、

それで得られる物は、

一時的な、虚しい満足感と、いくばくかの金銭的利益だけです。


 そして、失う物は、

あなた自身の健康と、

医療者との信頼関係と、

健康であれば過ごせたはずの、充実した人生です。


 医療者は、患者さんと共に歩んでいく職業です。

決して、患者さんと対立する立場ではありません。



 あなたが、

健康と医療に対しての関心をもち、

僕のこのブログが、

あなたが元気で長生きができるための、お役に立てますように。
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by fkymhts | 2007-09-01 22:56 | 白衣を脱いで