消化器癌(胃や腸、肝臓、など)に関わる外科医として、
手術で人の命を救うことが出来るのは、大きなよろこび、ですが、
自分が関わるすべての患者さんが、大きな手術を受けなくてすめばもっとうれしいです。
また、
癌の手術を受けた患者さんが、心筋梗塞や脳卒中などで亡くなると、
癌は治ったのに、命は救えなかった、と、複雑な気持ちになります。
まち医者として、今後力を入れて行きたいのは、
癌を早く見つけ、早く治療する。
そのために、
定期的な検診を勧めて、
内視鏡(胃カメラや大腸カメラ)、腹腔鏡手術での低侵襲な治療(身体に対するダメージの小さい治療)が出来るようにする。
心疾患や脳血管疾患にならないようにする。そのために、
高血圧、高脂血症(いまは、脂質代謝異常といいますが)、糖尿病を早期発見し、
患者さんへの説明、教育を行い、早い時期からの治療を行う。
この2つのことから始めて行きたいと思います。
病気を治すだけではなく、
あなたのQOL(Quality Of Life)を高くするサポートをしていきたいから。