譜久山仁 の 第3診察室

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おたふく

お多福、とも書きます。

初めて知りましたが、

おかめ(お亀、阿亀)は鼻が低く頬が丸く張り出した女性の顔、あるいはその仮面。頬の張り出した形が瓶に似ているから名付けられたとされる。おたふく(お多福)ともいう。
Wikipedia より

ということから、おたふくとおかめは、一緒だったんですね。
勉強になりました。


今日はお子さんをお持ちの方にはとっても身近なお話です。
クリックしていただけると、うれしいです。

と、前置きが長くなりましたが、
今日は、おたふく風邪、
流行性耳下腺炎 のお話です。

流行性耳下腺炎は、
ムンプスウイルス、というウイルスが原因でおこります。
2~3週間の潜伏期(平均18 日前後)の後に、
唾液腺の腫脹・圧痛(はれて、押さえると痛む、ということです。)
嚥下痛(飲み込んだときにのどが痛い、ということです。)
発熱を主症状として始まり、通常1 ~2週間で治る、
といわれています。

 治療法は、基本的に対症療法で、
発熱に対しては解熱剤、脱水に対しては点滴治療、あとは、安静にしておく、というくらいしかありません。

 予防にはワクチンが唯一の方法で、
有効性については、ワクチンを打った人では100人に1-3人くらいしかかからない、と言われています。

 また、ワクチンを打った後にできる抗体については、100人に90人くらいが予防に有効なレベルの抗体ができている、と言われています。
 とはいえ、流行性耳下腺炎にかかった人と接触した日に、急いでワクチンを打っても、症状を軽くすることは出来ても、発症を予防することは困難と言われています。
 他の人からうつる可能性のある集団生活に入る前に、ワクチンで予防しておくことが、最も有効な感染予防法といわれています。

 詳しくは、国立感染症研究所感染症情報センターのホームページをご参照ください。

 ちなみに、
不活化ワクチン・トキソイドを接種した場合は、次の予防接種までに1週間開ける必要があり、
生ワクチンを接種した場合は、次の予防接種までに1ヶ月開ける必要があります。

 インフルエンザが流行しており、こちらの予防接種も気になるところです。
ムンプスワクチンは生ワクチンで、インフルエンザワクチンは不活化ワクチンです。
インフルエンザの予防接種をした後、1週間あけておたふくかぜの予防接種を受けることができ、その後は、1ヶ月は他の予防接種を受けることは出来ません。

 ワクチンについては、
細菌製剤協会の 予防接種に関するQ&A集 の中の、
ワクチン類全般について が分かりやすいです。
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by fkymhts | 2007-12-11 00:21 | 病気のこばなし

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