譜久山仁 の 第3診察室

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カテゴリ:医者と患者さん( 132 )

髪は男の…?

「髪は女の命」
という言葉がありますが、



髪が大切なのは、女性だけではないんです。
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 半年ほど前から、男性型脱毛症の患者さんが第3診察室に来られています。

先日、その方のお知り合いが、受診されました。

「健診で異常を指摘されても、この6,7年、病院なんて来たことがないんですが…。」
と言われながらも、
第3診察室に通院されているお知り合いの脱毛治療の成果を見て、
治療をされたい、とのご希望で来られました。

 健診の異常よりは、髪の方が病院に足を運ばれるきっかけになるとは、
髪は健康よりも大切、なのかもしれませんね。

 男性型脱毛症は、AGAと呼ばれていますが、
HAGE、じゃないですよ、念のため…
プロペシアというAGA治療薬を製造している万有製薬によると、

 
服用された方の
98%で3年間
AGA(エージーエー)の進行が認められませんでした。


とのことです。

 AGAについては、こちらからご覧になれます。
ドキッとした方は、どうぞ。

http://aga-news.jp/index.html
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by fkymhts | 2010-03-14 17:10 | 医者と患者さん

何を伝えるのか



今日は、患者さんにお話をする時に心がけていることについて。
徒然なるまま、ですが、クリックしていただけるとうれしいです。


 患者さんに、悪いニュースを知らせないといけない時があります。


そんなときに、

自分自身で、心しているのは、

何を伝えるのか、

ということ。



 患者さんが、

結果を正確に知りたいのか、悪い結果だったら知りたくないのか。

悪いニュースを受け止めることができるのか。

目の前にある結果だけでよいのか、そこから推定できる今後の経過まで伝えないといけないのか。

など、など‥

その時その時で、考えないといけないことはたくさんあります。



 また、

 伝えるだけで終わることはなく、患者さんから質問されることがあります。

伝えている途中に、患者さんからの強い想いとぶつかって、伝え方を変えることもあります。

悪いニュースを受け止めることができる、と思っていても、お話をしている途中で受け止められそうにないと判断して、数回に分けてお話をすることもあります。


 
 伝え方には、いろいろな状況がありますが、

すべてのことに共通して、伝えたいことがあります。



 それは、

その患者さんが、「これで良かった。」と思える治療を選べるようなサポートを、

お役に立てる限り、最後までおつき合いします、

ということ。



 良いお話ばかりではないからこそ、

最後までおつき合いします、ということだけでも、

患者さんにとっての安心できる材料になれば、と願っています。
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by fkymhts | 2009-10-13 23:04 | 医者と患者さん

時を越えて



今日は、とても嬉しかったおはなしです。
現在、ブログランキング11位と急上昇。あと一息でベストテン入りです。
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先日、医者冥利に尽きる、というお話をさせて頂きました。

10年前に担当させていただいたその患者さんのご家族と、お会いできました!

とても嬉しかったのは、ご家族が僕の顔をしっかりと覚えてくださっていて、
信号を渡って来られる間にこちらに気がついてくださったこと。


県外から治療に来られていた患者さんを

ご家族として精一杯サポートされていた姿、
そして、研修医として、医学的にはあまり役に立てなかったと思いますが、精一杯担当させていただいたその時の自分が、

くっきりと思い出されました。


時を越えて、お会いできたときの嬉しさは、言葉では言いあらわせません。


この想いを忘れることなく、
お一人お一人の患者さんとの関わりあいを大切にしていきたいです。
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by fkymhts | 2009-10-05 00:23 | 医者と患者さん

医者冥利



今日は、とってもうれしいことがありました。
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 10年前、研修医だった頃に担当させていただいた患者さんのご家族から、お手紙を頂きました。

医者になりたてで、外科医としては何もできなかった時期。
指導医の先生の言うがままに従い、
ただ患者さんの身体や気持ちの状態だけは、誰よりもわかるようになりたい、
と思って、足しげく患者さんの部屋に伺っていました。

患者さんは、残念ながら、亡くなられましたが、
それから10年。
今でも、患者さんのご家族と年賀状を送り、頂く関係が続いています。

この患者さん達との出会いがあったからこそ、
今の自分があります。

患者さんとご家族から、覚えていただけることほど、
医者冥利に尽きることはありません。

前はできなかったことも、
患者さんたちとの出会いを通じて成長したことで、
次にお会いする患者さんのお役に立てるように、
お一人お一人の患者さんとの出会いを大切にしていきたいです。
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by fkymhts | 2009-09-23 21:59 | 医者と患者さん

いないいないばあっ

 やけどで、関東から第3診察室にこられている患者さん。
とても小さいお子さんで、やけどの処置をする時に、泣いてしまいます。



今日は、小さなお子さんにとってもよく効くものを、こっそりお知らせしますね。
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 第3診察室の犬やキリンのぬいぐるみでは、効果なし。

 お母さんに、好きな物をお聞きすると、
NHKの「いないいないばあっ」が好きなんですけど‥
とのこと。

 今日は、You Tubeをセットして、準備万端で処置に臨みました。

 で、

 結果は‥


 大成功!!

 やけどの処置中に、初めて、笑顔が見られました。

 お母さんも、You Tube をよく利用しているとのこと。

 大助かり、でした。
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by fkymhts | 2009-08-17 22:31 | 医者と患者さん

うれしい、連携

 今日は、県立病院との連携がとてもスムーズにできて、うれしかったお話です。


連携して、患者さんのお役に立てると、とてもうれしいですね。
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 Cさんは、県立病院で癌の治療を受けたあと、
譜久山病院へ治療を続けるためにご紹介いただきました。

 譜久山病院に入院中、専門的な治療が必要になり、
県立病院の担当の先生にご相談したところ、
転院を快く受け入れていただけました。

 専門的な治療を無事に終えて、1週間で戻ってこられました。

 専門的な治療ができる県立病院と、
緊急時に対応することができる譜久山病院との連携がスムーズにできると、
患者さんも安心して治療を続けることができます。

 県立病院の担当の先生に、
心から、感謝、です。
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by fkymhts | 2009-07-18 22:34 | 医者と患者さん

あなたに会えて…



今日は、患者さんから言われて、一番うれしい言葉のおはなしです。
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 Hさんの容態が急に悪くなり、
ご自宅で息を引き取られました。

 他の病院からご紹介頂き、
がんの症状をやわらげる治療を、続けてきました。

 出会いの時から、
別れがとても近くにあることがわかっていながらの、
患者さん、そして、ご家族とのおつき合いです。


 Hさんにとっては、文字通り、残りの命すべてを賭けての治療。
そのHさんを支えるご家族も、全力投球です。


 入院して、すこし体調が良くなって、なんとかご自宅へ退院。
それでも、病気が進むのは早く、再度の入院。


 2回目の入院では、体調が思うように回復せず、
このまま病院で最期を迎えることになってしまうのかな、と
不安がちらっと頭をよぎりました。


 それでも、なんとか、ご家族のサポートがあって、ご自宅へ退院。
久しぶりに帰省されたご家族とも、ゆっくりとお話ができたようです。


 往診で伺った時は、医療者が常にそばにいないことの不安は訴えられましたが、
そののお顔からは、ご自宅で過ごされている満足感がうかがえました。


 「容態が悪くなったら、いつでも病院で引き受けますからね。」
との僕の説明に、医療者がいないことに対する不安が少し和らいだのか、
「また、来週の往診まで。」と、笑顔で送り出してくれました。

 
 「先生、Hさんが急変です。」
訪問看護師さんから連絡があったのは、その3日後。


 急いで駆けつけた僕を迎えてくれたのは、
Hさんの安らかな最期のお顔でした。


 すー、すーっと、息をして、
まったく苦しまれることなく、そのまま、息を引き取られました。


 Hさんとの会話は、その前の往診の時の帰り際の言葉が最後になりましたが、
ご家族から、
「先生にお会いできて、良かったです。」
とのお言葉をいただきました。

 
 あなたに会えて、良かった。

最期の時を迎えるご家族から、こう言っていただけると、
本当に、医者冥利に尽きます。


 Hさん。
そして、ご家族のみなさん。


 僕も、
あなた達にお会いできて、
ご家族の強いきずなに触れることができて、
本当に良かったです。
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by fkymhts | 2009-07-04 23:34 | 医者と患者さん

ありがとう、Eさん

Eさんへ

 


今日は、患者さんへの心からのお礼です。
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 1年と1ヶ月、一緒に歩いてきました。

大きな病院から、譜久山病院へ転院して来られたとき、

そして、病状に合わせて、治療方針を変えないといけなくなったとき、

「個人病院で治療をされることについて不安がありますでしょう?」、

と訊ねた僕に対して、答えられた言葉は、一生忘れません。


 「病気は、病院が診てくれるのではありません。

お医者さんが診てくれるのです。」


 その言葉に勇気づけられて、

試行錯誤のこともありましたが、

2人で歩いて来れました。


 最期の最後まで、

僕の説明に対して質問を重ねながら、

ご自身で自己決定をしっかりとされました。


 そのようなEさんにめぐり逢えて、

最期の時まで、貴重な時間を一緒に過ごさせて貰えて、

とても光栄でした。


 治療が良い結果とならず、自分に自信がなくなることもあります。

患者さんに対して、力不足で本当に申し訳ないな、と思うこともあります。

もし、自分が担当でなければ、もっと良い結果を迎えることができたかもしれない、と思うこともあります。


 そんな時でも、

「自分にはできない、」と、投げ出してしまうのではなく、

前向きに、そして、謙虚に患者さんと向き合っていく勇気をもらいました。


 「病気は、病院が診てくれるのではありません。

お医者さんが診てくれるのです。」


 あなたの言葉をいつも胸に、

これからも気持ちを新たに、

僕を必要としてくれる患者さんのお役に立てるよう、

精一杯頑張っていきます。


 あなたの主治医をすることができて、本当に光栄でした。

ゆっくりと、おやすみください。

本当に、本当にありがとうございました。
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by fkymhts | 2009-06-01 22:11 | 医者と患者さん

お礼です。

やけどやキズの治療についてのご質問をいただくことが多くなっています。


今日は、お越しになった皆さんへのお礼です。
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最近は、譜久山病院のある、明石からは遠く離れた所から、
それも、国外からのご質問もいただくようになりました。

このブログが、広く、たくさんの方に読んでいただけることに、御礼申し上げます。

また、やけどにご注意では、たくさんの方からの書き込みをいただいており、その書き込み内容が参考になられた、とのお礼もいただきました。

素人判断でしたが譜久山先生のアドバイスと皆さんの書き込み内容に感謝します。
本当にありがとうございました。


最近、更新が滞りがちで申し訳ございませんが、
すこしでもお役に立てるおはなしを、ゆっくりながらも続けていこうと思います。

今後とも、よろしくお願いいたします。
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by fkymhts | 2009-05-13 19:54 | 医者と患者さん

Eさんへ

 がんが進行してくると、患者さんはこれまで経験したことがないことに戸惑われることがあります。

今日は、進行がんの治療のために入院されている患者さんで、
退院後のご自宅での生活に不安を感じられているEさんへのメッセージです。



デリケートな問題ですが、進行がんの患者さんにはこのようなお話ができるタイミングも限られます。
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動ける間にできるだけの事をして欲しいんです。

病気が進むにつれて、残りの時間が短くなるにつれて、
時間はだんだんと重くなってくるんです。

最期には1分でも、1秒でも、長く生きたい、と思うんです。


今は2~3日病院に長くいることをなんとも思わないかもしれませんが、
あの時にもっと出来ることがあったのに、と後で思って欲しくないんです。


残念ながら、病気の進行とともに出来ることは限られてきます。

今なら、近くに旅行に行くこともできます。

しんどくなったら出来る限りのサポートをしますから、動ける時にしたい事をしましょう。
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by fkymhts | 2009-04-06 22:17 | 医者と患者さん