譜久山仁 の 第3診察室

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手のやけどの治療経過 その後 part3

c0029677_1483272.jpg手のやけどの治療経過 その後 part2の続きです。
水疱を取り除いた部分にも、表面の皮膚ができてきて、浸出液が出なくなりました。(上皮化する、といいます。)
やけどのあとは、赤くなったり、みみずばれのようになったりする(肥厚性瘢痕:ひこうせいはんこんといいます。)ので、それを予防するために軟膏を使います。
ワセリンは塗らず、軟膏をぬって、手袋をはいてもらいます。
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by fkymhts | 2005-07-30 14:08 | キズの手当て

手のやけどの治療経過 その後 part2

c0029677_23113344.jpg手のやけどの治療経過 その後の続きです。
手の痛みがなくなり、浸出液も減ってきたので、ワセリンをぬった後、プラスチック手袋(使い捨ての透明の手袋です)をはいてもらうようにしました。

穴あきプラスチックフィルム付オムツを当てているときは、右手を使うことができませんでしたが、手袋に代えてからは右手が自由に使えるようになりました。

水疱は自然とはがれてくるので、余分なところだけはさみで切っています。
切るときの痛みは全くありません。
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by fkymhts | 2005-07-29 23:12 | キズの手当て

手のやけどの治療経過 その後

手のやけどの治療経過の続きです。
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水疱を一部切った後。
やけどからの水分(浸出液、といいます)が多量に出るようになりました。
やけどを乾かさないようにワセリンをぬった後、穴あきプラスチックフィルム付オムツを当てるようにしました。
水疱を切った後なので、かえって悪くなっているようにも見えるかもしれません。
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by fkymhts | 2005-07-26 22:47 | キズの手当て

手のやけどの治療経過

 手のやけどをされた方に、治療の経過を写真で載せたいとお話をすると、非常に快く了承していただけました。

今日は、やけどをした当日とその翌日の様子をお知らせしますね。

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揚げ物をしているときにてんぷら油が手にかかり、やけどをして第3診察室に来られました。
全体に赤みがかかっていますが、まだ水疱(すいほう:水ぶくれ)は目立ちません。
ワセリンをぬって、ラップの代わりにビニール袋で手を覆いました。


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翌日の写真です。
赤みがかった色はすこしうすれてきましたが、親指の付け根の水疱がとても大きくなり、痛みが強くなってきました。

やけどの時の水疱は破らない方が早く治るといわれていますが、このままでは痛みが強いので、水疱を一部切ることにしました。
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by fkymhts | 2005-07-25 00:08 | キズの手当て

接遇の勉強会

 接遇について、ポートピアホテル支配人の福寿様にご講演をいただきました。
ホテルとホスピタル(病院)の両方に共通するホスピタリティという言葉をもとに、ポートピアホテルならではの
おもてなしのこころ
について、ケーススタディを交えながらお話をしていただきました。
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 病院に関係のあるところでは、
「レストランで、お食事のあとに薬を取り出されたお客様がおられます。あなたならどうしますか?」 というケーススタディ。

「レストランで、お食事のあとに薬を取り出されたお客さんがおられます。あなたならどうしますか?」 
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by fkymhts | 2005-07-16 05:59 | イベントのおしらせ

キズの手当て、入門編

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以前、MELITというサイトで第3診察室外診療を始めたことをお知らせしました。
第3診察室で五月雨式に(まとまりなく)お話してきたキズの手当てについて、順序だてて、わかりやすくまとめていこうと思っています。

キズができたとき、ここを見れば、
何をしたら良いか、
何をしたらいけないのか、
どうしてそうすれば良いのか、がわかります。
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by fkymhts | 2005-07-16 00:06 | キズの手当て

担保

 「先生の言っていたことが、わかったで。」

 お酒を飲みすぎたために大量に血を吐いた患者さんが、ポツリと言った言葉です。

 外来で診てもらっていた先生から、ずっと、お酒をやめるように言われていたのですが、やめられていなかった患者さんです。

「お酒のために肝臓が働かんようになって意識がなくなってしまう肝性脳症という状態になったり、食道の静脈がはれてできる食道静脈瘤が破れて血をたくさん吐いたりするようになるよ。」
「お酒は絶対、やめへんとあかんよ。」
と、言われ続けていました

飲んでない、と言いながらも、
「缶チューハイ1本だけ飲むことがあったんや。」
ポロリと暴露しました。

食道静脈瘤が破裂し、大量吐血して命に関わる状態になって、かかりつけの先生の言葉が身につまされたのでしょう。

アルコール性肝障害の人が、お酒を飲むことは、命を担保にしているようなものです。
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by fkymhts | 2005-07-15 19:39 | 医者と患者さん

吐血

 当直の時間帯に、吐血の患者さんが来られました。
自宅で2回、病院に来るまでに1回、血を吐いた、と言われます。
外来で病状を聞いている間に、また、吐血しました。

 肝臓の病気があることから、内臓の血液の流れが悪くなって、食道の静脈が腫れてしまう食道静脈瘤があることが疑われ、緊急胃カメラ(上部消化管内視鏡)をすることとなりました。

 カメラで中を覗いてみると、
食道、胃の中は、血の海。

 食道静脈瘤があるのを確認し、SB-tubeという風船付のチューブで、風船で静脈瘤を押さえることのできるチューブを入れて、何とか出血を止めることができました。

 ホッと一息つけましたが、かなりの量の出血が考えられ、これからのコントロールも重要です。
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by fkymhts | 2005-07-15 01:58 | 病気のこばなし

第3診察室外診療、はじめました。

 医療に本当に必要な情報は、何でしょうか?
誰が言っていることが、どの本に書いてあることが本当なのでしょうか?

 医療に必要な情報を取捨選択するのは、予備知識を持っていない人にとってはとても難しいことです。第3診察室では、キズの治療を中心に、できる限りわかりやすい言葉でお話をしてきました。

 医療の他の分野についても、その分野を専門とする医師がわかりやすく執筆するホームページがあります。

メリットというホームページは
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by fkymhts | 2005-07-12 23:53 | 診察室のひとりごと

チームカンファレンス

 譜久山病院の総回診が変わってから2ヵ月半が経ちました。
ベッドサイドで患者さんの病状についてお話しするのが、個人情報保護の観点から望ましくない、ということがきっかけでしたが、今ではチームカンファレンスという形をとるようになりました。
 ナースステーションで医師、看護師、薬剤師、訪問看護師、栄養士、理学療法士、放射線技師、医療事務など、ほぼすべての職種が集まり、患者さんの病状、治療、退院後の予定などについてカンファレンスを行います。
 一人の患者さんについて多職種が集まって、顔を見ながら話し合いをするので、以前より迅速に、細やかな対応ができるようになってきました。
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by fkymhts | 2005-07-11 23:42 | 医者と患者さん