譜久山仁 の 第3診察室

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縁がないほうがいいけれども…

c0029677_22145640.jpg 食道癌手術後の化学療法(抗がん剤の治療)をする目的で入院していた患者さんが退院されました。
手術のあと、1週間入院して点滴で化学療法をして、3週間休む、サイクルを3回するという治療を無事、終えられました。

 3ヶ月にわたる治療を診させていただき、今日、退院される前に、お顔を覗きに行くと、
「お世話になりました。」
と、お礼を言われました。

「また、いつでも、体のお具合が悪くなられたら、ご連絡ください。」
と、お答えすると、

「病院には、縁がないほうがいいけれども、何かあったときに相談できるところがあると安心できる。」
と、お返事を頂きました。

 病院という職業柄、無事に退院された患者さんがまた入院されずに済めば、それに越したことはないのですが、何かあったときはお役に立てれば、と思います。
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by fkymhts | 2005-08-28 22:16 | 医者と患者さん

自己決定

c0029677_22361567.jpg 癌の患者さんが亡くなられました。
遠く離れた所から娘さん、お孫さんも駆けつけ、たくさんのご家族に囲まれての最期でした。

 最後まで、ご自身のことをご自分で決められ、癌の転移についても正確な告知を望まれ、治療もご自分で決めて受けられました。


 癌の末期状態になり、十分に話ができなくなっても、ご家族が絶えることなくお見舞いに来られ、ずっとそばについておられました。

自分がすべきことをしっかりとして、家庭を築き、子供を育て、孫の世話も見てきた。
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by fkymhts | 2005-08-26 22:31 | 医者と患者さん

NST公開勉強会

c0029677_22563971.jpg 8月20日、土曜日に、NST公開勉強会を譜久山病院通所リハビリテーション棟で行いました。
NSTとは、nutrition support team:栄養サポートチームと訳され、医療施設内における • 静脈栄養および経腸栄養の • 専門の知識・技術をもったチームとされています。
詳しいことは、こちらがわかりやすいです。

c0029677_2259022.jpg今回は、講師に川崎病院外科部長の井上善文先生をお招きし、最近ニュースでも取り上げられることの多くなったNSTの立ち上げについて、実情をわかりやすくお話していただきました。

医療機能評価や診療報酬対策の為のNSTではなく、患者さんの栄養状態を良くするということがまず最初にあるべきだ、と力強くお話されていたのが、心に刻み込まれました。
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by fkymhts | 2005-08-21 23:02 | イベントのおしらせ

消化器外科医

 当直明けの研修日を利用して、橋を越えて淡路島まで手術の勉強に行ってきました。

胃癌、胃全摘術。

消化器外科医として、医師として、尊敬する先輩の手術をすぐ目の前で見れて、
少しでもその域に近づくことが出来れば、と、
改めてモチベーションを高めることの出来た一日でした。
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by fkymhts | 2005-08-19 22:47 | 白衣を脱いで

救命

c0029677_22482831.jpg救命処置のトレーニングで練習した自動体外式除細動器(写真の真ん中の、赤い器械です)が8月12日に関西空港旅客ターミナルで使われ、初めて救命に成功したというニュースがありました。

そこに偶然居合わせた医師の迅速な判断と、空港の防災部員の普段の訓練の成果が、命を救うことにつながったと思います。


救命はチームワークであることが実感されると同時に、
「お医者さんはいませんか?」と聞かれたときに、
前に出ることの出来る医師でありたいと思います。
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by fkymhts | 2005-08-19 00:49 | 診察室のひとりごと

えらい、あつかましゅうて…

 ご主人が救急車で病院に搬送された時に、付き添ってこられた奥様の言葉です。

普段痛みを訴えられることがないご主人が、早朝からの頭痛を訴えられ、ご高齢のご夫婦二人暮らしのため、途方に暮れておられたようです。
普段かかりつけの先生は、まだ診療時間になっておらず、連絡がつかない、とのことで、救急隊に連絡し、以前入院しておられた譜久山病院に救急搬送されました。

当直医からの申し送りを受け、偶然、前回入院時の主治医だった僕が診察をさせていただくことになりました。

幸い、検査の結果は異常なく、頭痛も自然と治まったので、
「検査の結果なんともなかったですよ。
痛みもなくなったので、特にお薬もなしで、様子を見ていただいていいと思います。」
と、お話をしました。

「びっくりしてしもうて、救急車を呼んで病院に来てしまいました。

えらい、あつかましゅうて、申し訳ありません。」
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by fkymhts | 2005-08-18 13:38 | 医者と患者さん

救命処置のトレーニング

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明石市救急のご指導で、ACLS(advanced cardiac life support:救命処置)のトレーニングを 譜久山病院通所リハビリテーション棟で行いました。

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病院を含む、医仁会のスタッフ約60人が参加し、3グループに分かれて、ダミー人形を使った蘇生訓練に熱心に取り組んでいました。

入院患者さんの容態が急変したときや、救急患者さんが運ばれてきたときには、救命に一分を争うことがあります。
今回トレーニングを受けた蘇生技術が、病院に関わるすべてのスタッフにきっと役立つと思います。
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by fkymhts | 2005-08-17 23:11 | イベントのおしらせ

やけど、けが、床ずれの治療、これでいいのかな?

 最近、キズの手当てについてご質問をいただくことがあります。
キズの手当てについて、一般的なことはお話できるのですが、やはり、キズそのものを見ないとわからないこともたくさんあります。
そして、キズを消毒しない、ガーゼをあてない治療をしているところは、まだ、少数派ということも実情です。
 やけど、けが、床ずれの治療、これでいいのかな?と、思ったら、こちらを見てください。
お近くで、安心して治療を受けられる医院、病院がきっと見つかるはずです。
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by fkymhts | 2005-08-16 23:49 | キズの手当て

キズがジュクジュクしたら、どうしたらいいの?

 ケガをした時に、パウダースプレー型の傷口が乾くものを使っているのですが、良くないのでしょうか? と、質問を受けることがあります。

 キズの処置には、
1.キズを消毒しないこと
2.キズを乾かさないこと
 
が大切、というお話をしました。

では、キズのジュクジュクが服などについたりするのはどうしたらいいの?
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by fkymhts | 2005-08-12 19:05 | キズの手当て

手のやけどの治療経過 その後 part5

c0029677_2252475.jpg手のやけどの治療経過 その後 part4の続きです。
やけどのあとができるだけ残らないように、軟膏を塗っています。
小さいお子さんをお持ちの若いお母さんなのですが、やけどをした最初の頃は、お子さんが手を見ることさえも怖がっていたそうですが、最近は手をつないでくれるようになった、と喜んでもらえました。
親指の付け根の茶色が随分とうすくなりました。
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by fkymhts | 2005-08-11 22:53 | キズの手当て