譜久山仁 の 第3診察室

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偽りのない こころ

 Mさんの病状が徐々に不安定になってきました。

 目をつぶっている時間が長くなり、息と息の間が少し開く無呼吸が出てきました。

 話しかけに対してうなづいたりはしますが、口を開くのはしんどそうです。

 
 今朝、お部屋に伺うと、子供さん、お孫さんが来られていました。

 病状について、お話をして、今後の治療についてのご相談をしました。

 息子さんが、ポツリと、言いました。
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by fkymhts | 2005-09-29 20:53 | 医者と患者さん

授乳とお薬

 病院に来られた患者さんで、抗生物質(化膿止め)が必要な方がおられました。
ただ、3ヶ月の赤ちゃんに授乳中とのことで、抗生剤の赤ちゃんへの影響を心配しておられました。

薬剤師さんに確認すると、抗生剤によって赤ちゃんに対する影響はさまざまですが、
今回お出ししようとしていた抗生剤は内服後6時間くらいで代謝(分解)されるので、
内服してから6時間以上たつと、授乳しても大丈夫、とのことでした。

もちは餅屋、といいますが、お薬については薬剤師さんに教えてもらうことがとても多いです。
入院されている患者さんにも、お薬をわかりやすく説明してもらうようにお願いすることも多く、
頼りになる薬剤師さんが病院内にいてくれることは非常に心強いです。
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by fkymhts | 2005-09-27 22:48 | 診察室のひとりごと

手と手

 外泊から帰ってきたMさんのベッドサイドに座り、外泊の感想を聞いているとき、いつものようにMさんの手を握りながらお話をしていました。

ふと、左手に何かが書いてあるのに気づきました。

いぶかしそうな僕の視線に気がつかれたのでしょう。

Mさんの娘さんが教えてくれました。

「それねぇ、
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by fkymhts | 2005-09-26 22:05 | 医者と患者さん

純粋な こころ

あとの命が短くなっても…を読まれた方が、ご自分のブログに記事を載せておられました。

医学生の方ですが、

医師になる者として今何をすべきか

と、ご自分の今の状態を鋭く内省され、その 純粋な こころ に、
学生だった時の自分の気持ちと通じるものを感じたので、リンクさせていただきました。

学生の時は、医学を勉強していながら、医療の現場で役に立てないもどかしさを感じ、あせることもありました。
また、勉強しないといけないことがあまりにも膨大で、どこまで勉強しても足りなく思ったり、遊ぶことを罪悪のように思うこともありました。

医師になって7年がたった今も、

その時の、純粋な こころ は、大切なものだと思います。
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by fkymhts | 2005-09-25 20:45 | 診察室のひとりごと

ACLS基礎コース修了しました

 ACLS(二次救命処置:Advanced Cardiac Life Support)の基礎コースである、ICLSを受講してきました。

路上で、飛行機の中で人が倒れた時に、どのような処置をするのか。
そして、病院に運んだあとには、どのような処置を続けるのか。

救命には欠かすことのできない初期治療を、
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by fkymhts | 2005-09-25 00:19 | 診察室のひとりごと

正解

 
しんどかった。
いなかのことは、なんもおぼえとらん。
とにかく、早く帰ってきたかった。
病院に着いて、本当にうれしかった。


 Mさんは、無事に外泊をすることができました。
そして、帰ってこられた翌朝のことです。

「お帰りなさい、どうでしたか?」
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by fkymhts | 2005-09-24 23:12 | 医者と患者さん

秋ですね

 ひとりごと、です。

朝、夕が涼しくなりました。

病院に来るときに通ってくる公園の木の葉の色も、心なしか色褪せてきました。


 ブログを作ってから、一度も変えていなかった背景を変えてみます。

金色の野原に、一本の樹。

今の季節に、ぴったりかな、という風景です。


 自分の中に、一本、芯となるようなものを持ち続けることができますように。

そして、願わくば、患者さんのよりどころとなる樹のような存在になれますように。
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by fkymhts | 2005-09-23 06:08 | 診察室のひとりごと

病院がこわいから

病院がこわいから、病院をかわりたくない

指のケガで、車で15分くらいの距離を、おそらく何軒かの病院の前を通り過ぎながら第3診察室に治療に来られている患者さんの言葉です。

通院されるのが大変な時や、専門医の診察が必要な時、他の病院、医院をご紹介することがあります。
そのような時、顔や人柄を知っている先生には、安心して紹介することができます。

面識のない先生には
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by fkymhts | 2005-09-23 00:33 | 医者と患者さん

キズの痕、気になりませんか?

 やけどやケガなどのキズの跡が、盛り上がったり、他の部分と違う色になったりすることがあります。

盛り上がり(肥厚性瘢痕:ひこうせいはんこん といいます)対しては、瘢痕を抑える飲み薬や軟膏を使って処置することが多いです。

色が違ってくるのに対しては、なによりもまず、紫外線に当てないようにする、ということを最優先しています。

紫外線に当てない方法としては、
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by fkymhts | 2005-09-22 22:59 | キズの手当て

ケガをしたら、流水で洗ってください

 最近、ケガをして外来に来られる方の中には、
「流水で洗ってきました。」という方が増えてきました。

以前は、圧倒的に
「イソジンで消毒してきました。」
「マキロンで消毒しました。」 という方のほうが多かったのですが。

消毒をするよりも、流水で洗って汚れを落とすほうが、安全で、キズの治りも良くなります。
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by fkymhts | 2005-09-21 00:37 | キズの手当て