譜久山仁 の 第3診察室

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キズの手当て について : 簡単なまとめ です

これまで、キズの手当てのお話をしてきましたが、治療法について名前が統一されておらず、混乱された方もおられるかもしれません。

ここでは、ちょっとふり返って、キズの手当てについてまとめてみます。

まず、キズの手当ての原則は、
1.キズを消毒しないこと
2.キズのよごれをしっかり落とすこと
(水道水でしっかりと洗って、でも、キズを直接こすらないこと)
3.キズを乾かさないこと
4.キズにくっつくものでキズを覆わないこと

です。

ここでの キズ には、 けが、やけど、床ずれ などすべてを含みます。
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by fkymhts | 2005-10-30 00:26 | キズの手当て

譜久山病院 院内研究発表会

10月29日に、院内研究発表会を行いました。

各部署で研究した内容を参加者全員の前で発表する、というもので、
2時間半にわたって、14題の発表がありました。
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このたび、
外来からはキズの処置に対する湿潤療法、
療養型病棟からは褥創に対する開放性ウェットドレッシング療法
の発表があり、治療法が普及してきたことを喜ばしく思っています。

また、すべての部署が、自分たちの研究成果を活き活きと発表している様子が、
非常に頼もしく思えました。

日々の診療、ケアへの取り組みを研究発表という形でふり返り、
さらに良い診療、ケアへとつなげていけることを期待しています。
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by fkymhts | 2005-10-29 17:17 | イベントのおしらせ

1週間で治りますか?

 足の親指の裏を切った患者さんが、来られました。
前の病院で、ガーゼを当てて、その上から包帯でぐるぐる巻きにされています。
その包帯の上まで、血がしみ出てきて、かなりの出血があったようです。

「かなり、深いですね。
そいだようなキズなので、縫うことができないですし、このまま肉が盛ってくるのを待つことになるでしょう。」
とご説明すると

「1週間後から旅行に行くので、それまでに治したいんです。」
とのこと。

「完全に治すことはできませんが、ご自分で処置をする方法をお教えしますので、
ご旅行先でお風呂に入ったり、泳いだりしてもらってもかまいませんよ。」

と、キズの治療とご説明を始めました。
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by fkymhts | 2005-10-28 18:27 | キズの手当て

広い範囲のやけどの治療

 左膝より先ほぼ全体にわたる広い範囲のやけどをした患者さんが、おられます。
(医学的には、一部3度熱傷を伴う、広範囲の2度熱傷。体表面積の7%と評価しています。)

入院治療後、通院での治療を続けているのですが、
キズの処置の原則どおり、
消毒はせず、
乾かさないようにワセリンを塗って、
きずにくっつかないようにフィルムで覆い、
不潔にならないようにシャワーを浴びてもらっています。

退院後、外来で診察させていただき、とても順調に回復してきたので患者さんが喜んでいました。
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by fkymhts | 2005-10-28 10:57 | キズの手当て

緩和ケア 公開勉強会のお知らせ

 譜久山病院では、緩和ケアをテーマにした公開勉強会を行います。
講師として、淀川キリスト教病院ホスピス長の 池永 昌之 先生をお迎えします。

誰しもが迎える最期の時。
その時までの時間を、病気を持っていてもなお、その人らしく、尊厳を持って過ごされるのを支援する。
それが、緩和ケアです。

淀川キリスト教病院は日本で2番目にホスピスを開設しており、日本の緩和ケアを常にリードしている病院です。
譜久山病院は、ホスピスとしての病棟はありませんが、緩和ケアに力を入れています。
院長が淀川キリスト教病院に研修に伺っていたことがご縁で今回の勉強会に来ていただけることとなりました。

さて、勉強会のお知らせですが、
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by fkymhts | 2005-10-26 23:09 | イベントのおしらせ

やすらぎ

 今年も、患者さんが丹精をこめて作られた菊を病院玄関に飾ってくださいました。
毎年、この季節になると、大輪の花が病院を訪れる方をお出迎えします。
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 この患者さんの心意気で病院スタッフが、そして、病院全体がやすらぎます。
大輪の菊の花とやすらいだ心の相乗効果で、患者さんにより大きなやすらぎをお届けできますように。
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by fkymhts | 2005-10-25 22:59 | 診察室のひとりごと

行きたいところ

 明治生まれの女性の方が入院されています。
90歳をこえてもしっかりとされていて、受け答えも全く問題なく、理論だったお話をされます。
ただ、お食事が食べられません。

 どうも、ご自分の身の回りのことがご自身でできず、ご主人のお世話もできないことが、自分自身で許されないようなのです。
そのため、生きようという意欲を持つことができず、食事を食べることを拒否されています。
 
 認知症もなく、ご家族の方とも笑顔でお話をされている姿を見ると、ご年齢のことを考えると十分なことができているように思えるのですが、ご本人にはそう思えないようです。

「先生、行きたいところがあるんやけど」
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by fkymhts | 2005-10-24 20:56 | 医者と患者さん

ホームヘルパー養成研修 の 講師をしてきました(その3)

ホームヘルパー養成研修の、最後の講義をしてきました。

歯科保健医療と介護保険における特定疾病について、です。
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by fkymhts | 2005-10-19 22:03 | 白衣を脱いで

USJに行ってきました

 10月16日に、職員旅行でユニバーサルスタジオに行ってきました。
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この度初めて、職員の方のお子さんにも参加してもらえるようにしたのですが、病院での普段の顔と違ったお母さんぶりを見ることができました。

お子さんよりもUSJを楽しんだお母さんもおられたのではないでしょうか。

普段は病院で過ごされる時間が長いお母さんにとって、お子さんと楽しい時間を過ごすチャンスになったと思います。
母親として子育てもして、その上、医療者としての仕事もされているお母さんたちに、頭がさがる思いです。
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by fkymhts | 2005-10-16 07:56 | 白衣を脱いで

ホームヘルパー養成研修 の 講師をしてきました(その2)

 ホームヘルパー養成研修の2回目の講義をしてきました。
医学の基礎知識、という分野で、10月12日と19日の2回に分けて、テキスト100ページあまりを講義することになっています。

 12日は、生活習慣病と精神保健について。
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by fkymhts | 2005-10-13 23:53 | 白衣を脱いで