譜久山仁 の 第3診察室

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モー とまらない

 4週連続なんです。
モーチョー

 


 この季節に、めずらしい。




 虫垂炎、というと、春から夏にかけて、というイメージがあるのですが、

これも、暖冬のせいでしょうか?

 
 幸い、4人の患者さんとも、手術のあと短期間の入院で良くなられました。
 

 虫垂炎は、抗生剤でちらすこともありますが、
あとで炎症が強くなり、結局は手術をしないといけなくなることが多く、
また、ちらしたあとは、周りとの癒着が強くなっている為、
理由がない限りは、最初に痛くなったときに手術をすることをおススメします。

 手術は下半身麻酔(脊椎麻酔)でしますが、
手術の音が聞こえたり、
おなかの中を触られて気分が悪くなったりすることがあるので、
手術中に注射の睡眠薬を使って眠ってもらうことが多いです。

 僕自身も3年前に譜久山病院で手術を受けましたが、
途中から睡眠薬を使ってもらって眠っていたので、
手術中はあまりしんどい思いをせずにすみました。

 おへそから右下腹が痛くなってきたら、


ご注意。


Wikipedia
虫垂炎について
も参考にしてくださいね。
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by fkymhts | 2007-02-23 00:45 | 病気のこばなし

おかえりなさい。

 異動でほかの部署に行っていたスタッフが、戻ってきました。

その人がいると、その場の雰囲気がぱっと明るくなる。


そんな人です。


 しばらくの間、違う部署にいたので、
浦島太郎状態です、といいながらも、
初日からハイペースで仕事をこなしていく姿には脱帽です。

 活き活きとしている人の周りにいると、こちらも元気をもらいます。

病院っていう組織は、本当に人の集まりで、
人と人との関係が何よりも大切なんだな、と実感しました。
 


すばらしいスタッフに恵まれて、幸せな病院です。

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by fkymhts | 2007-02-19 23:26 | 診察室のひとりごと

フットケア

第5回フットケア学会に、行ってきました。

フットケアって、
文字通り、


足のケア。


フットケア外来についてのシンポジウムを聞いてきましたが、
フットケアについてのあり方、がさまざまだな、と思いました。

高齢の方が、自分の足に手が届かない、
という点から、
まずは患者さんの足の爪を切るところから始めましょう。
というケア。

糖尿病や透析をしている患者さんで
足の病気にかかるひとが多いので、その治療をしましょう
というケア。

フットケアを必要とする患者さんには、
血管の病気を合併している人が多いので、
血管の検査から病気を見つけていきましょう
というケア。

シンポジストの施設の数だけ、ケアの種類がありました。


僕が、譜久山病院でしている足の治療は、

たこ、いぼを削る治療。
巻き爪の治療。
水虫の治療。

が主です。



足元を見る、わけではないですが、
足には、全身の病気が現れていることがあるので、
普段の足の治療をするときに、他の病気がかくれていないか、
患者さんと一緒に調べていこうと思います。



自分の足、見ていますか?

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by fkymhts | 2007-02-17 23:48 | 白衣を脱いで

話せる、ねぇ

 「しんどかったら、言ってくださいね。」

と、言われても、

口の中に胃カメラが入っていたら、どうやって言うの‥。



こんな、経験、ありませんか?


 譜久山病院の胃カメラは、
今、
鼻からが、
主流です

 治療を必要としない、観察だけの検査の場合、

約5mmの太さのカメラを鼻から入れて、

胃の中を見ます。


 鼻から胃カメラのメリットは、

のどの反射が出にくく、「おえっ」となりにくい。

検査を楽に受けるために意識をボーっとさせる薬を使う必要がない。

検査の後ののどの痛さがすくない。

などなど、ありますが、

何よりものメリットは、

話せる

ということ。

 検査をしながら、普通に、会話ができるんです。

 「ほら、ここが赤くなっているでしょう。
すこし、荒れているみたいですね。」


 「ほんとですね。
そこは、どこですか?」


 「胃の出口に近いところですね。」

というような会話が、検査中にできるんです。


口からの胃カメラのときは、

意識をボーっとする薬が切れてから説明をしていたので、

リアルタイムな説明や、患者さんからの質問を受けることができませんでした。


鼻からの胃カメラでは、

話せることで、

患者さんも自分の胃の中に
より深く関心を持ってもらえているようです。




話せる胃カメラは

鼻から。

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by fkymhts | 2007-02-15 22:13 | 医者と患者さん

愛 の かたち

今日は、バレンタイン。

ということで、


ドキッとするタイトル、
です。

今年のバレンタインは、
pleasant surprise がありました。

思いもよらなかった人からチョコレートをいただき、
とってもうれしいバレンタインでした。

愛、といえば、
譜久山病院の理念には
敬愛 が、

信条には、
患者様を敬い、仲間を愛し、人の輪に支えられた温かい療養環境を整えること。
があります。

仲間からの愛のチョコレート。
おいしくいただいて、
大きな愛をお返ししていきます。



チョコレート、ありがとうございました。

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by fkymhts | 2007-02-14 23:04 | 診察室のひとりごと

和 と 輪

病棟の看護師さんたちの食事会にお誘いをいただきました。



お子さん達も混じっての、和やかな会。


普段目にすることのあまりない、お母さんとしての姿が、
新鮮に映りました。

お母さんパワーに大きく支えられている病院ですので、
保育園のお母さんへのサポートはとてもありがたいです。

病院を離れてのリラックストーク。
趣味やスポーツの話なども出て、
とても楽しい時間を過ごすことができました。


病院内の人の輪

和やかなコミュニケーションで広げていきたいですね。



和 も 輪 も 、 わ つながりですね。

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by fkymhts | 2007-02-12 22:04 | 白衣を脱いで

家族

 友人の結婚披露宴に出席してきました。

大学時代の同期、男ばかりが集まったテーブルで、
しばし、学生気分で話が盛り上がりました。



とはいえ、話題は、こども、家族が中心。


今、何ヶ月、
とか、
寝返りを打つようになった、歩くようになった、
はたまた、
幼稚園の情報交換
などなど。

みんな、自分の家族を大切にしているんだな、
と、実感しました。

結婚式で新しく誕生する家族はキラキラとしていますが、
時間がたつにつれてそのキラキラは薄らいでいくように思います。

キラキラの代わりに、時間を共に重ねることによってできる
やわらかい光に包まれた家族でありたいと思います。


今日、ここに、こうして元気でいられるのも、


家族のおかげ、

と感謝です。
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by fkymhts | 2007-02-11 23:08 | 白衣を脱いで

4分の1

 4分の1 が 過ぎました。



1年と3ヶ月。


 Kさんの
大腸癌の手術が終わってから。


 大腸癌の手術の後、どのくらい生きることができるかは、
5年生存率、という言葉で表されます。

 5年生存率。

 手術のあと、5年間、再発することなく過ごすことができたら、
手術をした大腸癌は完全に治った、ということです。

 そう。

 大腸癌は、手術が終わったら、それで完全に治ったわけではないんです。

手術のあと、癌の広がりや転移の程度によってステージに分類され、
それぞれのステージごとに5年間生存できる可能性が何パーセントか、
が、統計上明らかにされているんです。

 それが、5年生存率。

 手術のあと、外来通院で検査をしながら、
無事に5年目を迎えることができますよう、
Kさんと一緒に歩いていきます。


 やっと、4分の1。


でも、もう4分の1。

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by fkymhts | 2007-02-10 20:58 | 病気のこばなし

患者の家族

 患者さんのご家族、
では、ないんです。

 患者の家族。



いえ、ね。
失礼な言い方をしているつもりはないんです。


 僕自身のことだから、
患者の家族なんです。

 家族が入院すると、
こころのどこかに、いつも引っかかるものがあります。

 どうしてるかな?

 検査の結果、どうだったかな?

 
 病院に行くと、
先生や看護師さんのことば、身振りに神経が集中します。

 先生の顔色がすぐれないけれども、あまり結果が良くなかったのかな?

 看護師さん、忙しそうにしていたけど、こんなことでナースコールを押すと悪いかな?

 
 きっと、普段はこんな風に思われているんだろうな、
と、逆の立場になってから気がつくことがあります。


 主治医でない患者さんのご家族とお話しすることはあまりありませんが、 
病室や廊下でお会いするとき、
できるだけ明るい声で、
明るい表情で、
「こんにちは」 とご挨拶するようにしています。

 患者さんのご家族の
こころの中に引っかかっているものを
少しでも軽く、すっきりとできますように。

 
 


ちょっと、すっきりしました?

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by fkymhts | 2007-02-08 23:54 | 医者と患者さん

サマ or さん

患者さんで、
「○○ 様 と呼ばないで ○○ さんと呼んでください。」
と、リクエストされる方がおられます。



様、さん どちらで呼ばれたいですか。


診察室の中にお呼びするときは、 様 づけのアナウンスで差し支えないのですが、
一旦診察が始まると、 様 ではやりにくいことがあります。

「血液検査の結果が悪くなっているので、食事に注意してくださいね。」
は、 やはり、 様 ではいいにくいですよね。

どうしても、 様 の後には、
「注意していただけますでしょうか。」
という言い方になってします。

となると、やはり、
「注意してほしい」
という、真剣さが薄れてしまいます。


ある大学病院では、
患者様 という呼び方を 患者さん に改めたそうです。


サマ or さん

大切なのは、名前の後に続く二文字ではなく、
コミュニケーションの中で患者さんのことを
同じ人間として尊重し、
なおかつ、医療者としての責任を果たせる説明ができるか
では、ないでしょうか。



さん、って、親しみがあって、いい呼び方だと思いませんか?

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by fkymhts | 2007-02-04 20:22 | 医者と患者さん