譜久山仁 の 第3診察室

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やけどの治療 (おさらいです)

 1月も今日で終わり。

ということで、今月たくさん来られた、やけどの治療をおさらいします。



今日もホットなやけどの方がこられました。治療の方法がわかるようにします、というお約束どおり、まとめて見ますね。
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やけどをしてしまったら、まず、
やけどをしてしまったら
で、応急処置をして下さい。
とにかく、冷やす!!ことが第一です。
20分くらい水道水で冷やしている間に、

やけどにラップ
をはれるように、サラ○ラップやク○ラップを探してください。
テープやワセリンがあると、なお良いでしょう。

材料がそろったところで、
自分でできる やけどの治療
を見ながら、実際の処置にうつってください。

なお、やけどの処置を自分でされたことのない方や、
これまでに経験したよりもひどいやけどの場合は、
医療機関を受診されることを強くおススメします。

また、
やけどで水ぶくれが出来ている時や、
やけどをした直後は、
やけどにくっつく創傷被覆材は使用しないでください。

水ぶくれが破れたり、周りの皮膚がめくれたりする危険があります。


冬の間は、
ストーブや熱湯によるやけど
カイロによる低温やけど
で病院にこられる方がたくさんおられます。

どうぞ、熱いものには、お気をつけて。
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by fkymhts | 2008-01-31 22:48 | キズの手当て

魚の骨

のどに刺さりそうになったこと、ありませんか?


今日はもしもの時にはとっても役にたつおはなしです。
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時々、当直をしていると、
「魚の骨がのどに刺さりました」

といって、病院に来られる方が居られます。

口をあけてもらって見えることも、たまにありますが、
口をあけるだけでは見えないことがほとんど。

舌を押さえて何とか見える場合や、
喉頭鏡という特別な器械を使って何とか見える場合もあります。

それでも見えない時は、
胃カメラを使った検査をします。

喉頭鏡を使っても見えなかった患者さんに、鼻から胃カメラを入れてみると、
食道と気管の分かれ目の部分に、キラッと光るものが。

胃カメラで組織をとる生検カンシというマジックハンドのような機械でそーっと光るものを引っ張ると、するするっと刺さっていた骨が抜けてきました。

長いっ。

ブリの骨が刺さった、という患者さんの言葉どおり、
3cmの骨が抜けてきました。


「ご飯を食べたら流せるかな、と思ったんですが、危ないかもしれないと思ってしませんでした。」

という患者さん。

非常に、賢明でした。

場合によっては、魚の骨が深くまで刺さって食道に穴が開き、緊急手術が必要になることもあります


魚の骨が刺さったら、
流し込もうとせず、
病院に来てくださいね。

なお、鼻から胃カメラを使って譜久山病院では処置をしますが、
一般的には、のどは耳鼻科の先生が診て下さいます。
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by fkymhts | 2008-01-30 22:23 | 病気のこばなし

やけどの水ぶくれ

 寒くなって、やけどの患者さんが増えています。


今日ホットなやけどのお話です。
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やけどで悩むのは、水ぶくれをどうするか?

 外来に、インターネットで見た治療法をしている、といって来られた方が居られました。

「水ぶくれは破った方が早く治る、ってみたから、破ってきました。」

うーん。

「どこのホームページで見ましたか?」

とお尋ねすると、

「さあ、よく覚えていません。」

とのこと。


インターネット上は、情報が氾濫しているので、正しい情報かどうかの判断を自分で見極める必要があります。

じつは、やけどの水ぶくれ、
破らない方が早く治る、ということが分かっています。

水ぶくれの中の液がにごってきたり、

水ぶくれの周りが赤く腫れたりすると、

感染している可能性が高いので、水ぶくれを破らないといけないこともありますが、

感染のない水ぶくれでは、原則として破らない方が治りが早いです。



 これから、まだまだ寒い日が続きますが、

やけどの治療、と、

情報収集には、十分にご注意してくださいね。
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by fkymhts | 2008-01-23 22:27 | キズの手当て

時間

 「長い時間一緒にいても、別れるとなるとさびしいものですなぁ」


Mさんの最期の時に、奥さんが言われました。


今日はすこし、しんみりとしたお話です。
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きっと、60年以上、連れ添ってこられたのでしょう。

僕には推し量ることも出来ない、ご夫婦の歴史が、その言葉からにじみ出ていました。



 僕にとっても、主治医として関わらせていただいた5年間という時間は、

これまでの患者さんとのかかわりの中で一番長い時間です。


 死亡確認をする時に、Mさんと過ごしてきた時間が思い出されました。

「本当によく、頑張られましたね。」と言うのが精一杯で、

それ以上は声になりませんでした。


  
 「まだまだ、たくさん、お話したいことも、ありましたのに。」

死亡確認のあと、奥さんが言われました。


Mさんご夫婦と一緒に過ごさせていただいた時間からは、

たくさんのことを教えていただきました。

そして、その最期の瞬間にも、

ご主人との時間をいとおしむ姿にこころをうたれました。。


 時間。


他の何ものにも、代えることの出来ない、その人との時間。


Mさんご夫婦の間に流れてきた時間を垣間見て、

その時間の重みを、改めて感じました。
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by fkymhts | 2008-01-05 22:35 | 医者と患者さん

仕事始め

 あけましておめでとうございます。


今日は新年の話題?です。
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 今年は、1日から日勤+当直、
そして、引き続いて2日の日勤という、仕事始めです。

ずっと病院にいるのも、あまり気分の晴れるものではありませんが、
年明け早々病院に来られる方、
年末から入院しておられる方にとって、
少しでもお役に立てれば、と思っています。

なお、譜久山病院の通常の診療は、1月4日から始まります。


 今年が、皆様にとって、すばらしい一年になりますように。
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by fkymhts | 2008-01-01 21:59 | 診察室のひとりごと