譜久山仁 の 第3診察室

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鳥人間



患者さんのご家族の言葉に、はっとしました。
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 「ずっと、飛んでいくことが出来ない、ってわかっているんです。

いつか、落ちる。

でも、すこしでも前へ、長く飛んでいたい。」


 「がん患者の家族としては、

もう助からない、ということはわかっていても、

一日でも長く、希望を失うことなく、生きていて欲しいんです。」



 そうですね。

だんだんと、水面が近づいてきても、

すぐに落ちるわけではない。

ふわっ、っと、水面から浮かび上がる瞬間も、あるかもしれない。


 いつか、水面に着水する時は来るのでしょうが、

その時が、一日でもあとになるように、

そして、

「おちる、おちる。」

と、おびえながら飛ぶのではなく、

「少しでも前に行こう。」

という希望を持って生を楽しんでいただけるよう、

そして、

すーっ、っと、着水ができるよう、

患者さんを、ご家族を、サポートしていこう、

と、こころを新たにしました。



 気づかせてくださった

患者さんのご家族に、

感謝、です。
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by fkymhts | 2010-04-23 22:48 | 医者と患者さん



春、とはいえ、まだ肌寒い日が続きますね。
今日は、譜久山病院の近くの桜を、お届けします。
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少し前になりますが、近くの公園で、満開の桜を楽しんできました。

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この桜のころ、担当させていただいている入院患者の中にも
ご家族で外出される方が居られました。

ご病状上、来年の桜を見ることができない方も居られます。

心のうちを推し量ることはできませんが、
満開の桜の下で、ご家族との時間を楽しんでいただければ、
最高の時間だと思います。

名残惜しい桜、
楽しんでいただけましたら、幸いです。
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by fkymhts | 2010-04-12 06:06 | 白衣を脱いで

指のキズ

 今日は、指のキズの治療の経過をお見せします。


信頼して通院してくださった患者さんのご期待に沿うことが出来ました。
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 スキューバダイビングのインストラクターをされている最中に右の薬指をケガされました。

現地の病院で湿潤療法を受けられましたが、
治療を続けるために、ご縁があって譜久山病院へご紹介いただきました。

 初めて、来られた日。
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 「形成外科へのご相談もお願いします。」
とのご紹介でしたが、来られたときは、このように指先が真っ赤になっていました。


 1週間経つと、
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指先の赤みが、すこし和らいできました。


 治療を続けて、3週間後、
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ずいぶんと皮がはってきました。


 そして、3ヵ月後、
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時間がかかりましたが、最終的にはこのように治りました。


 治療の途中からは、スキューバダイビングを始めていただくこともでき、
ご自身での治療と病院での経過観察をさせていただき、
気長な治療でしたが、ご期待に沿えるように治りました。

ブログへの掲載も、快くご了解いただけました。
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by fkymhts | 2010-04-08 20:23 | キズの手当て