譜久山仁 の 第3診察室

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からだだけでなく、こころのキズにも、効く手当て

 自分の身に起こったいやなことが、トラウマになることって、ありますよね。



今日は、湿潤療法の効き目についてのおはなしです。
クリックしていただけると、うれしいです。


 ふくやまが診させていただく患者さんの中には、
これまで受けてこられた治療が痛かったから、病院に行きたくない、と言われるお子さんが、
少なからず居られます。

 ふくやま自身も、
子供のころには体にガーゼがついていない時がほとんど無かったくらい、
スリキズ、切りキズなどの生傷が絶えない、やんちゃ坊主だったので、
キズの手当ての痛みは、人並み以上に良く知っているつもりです。

 何が痛いって、

キズに、刺激が強い消毒液を塗る時の痛み、
次の処置のときに、キズにくっついたガーゼをはずすときの痛み、
化膿したキズに、膿を出すためのタンポンガーゼ、という細いガーゼをグリグリと押し込む痛み、 

などなどが、とーっても、痛いんです。


 ふくやまは、自分が経験した痛みを、ほかの人に加えたくないという想いから、


しなくても良い消毒はせず、水道水でキズをきれいにする
キズにくっつくものでキズを覆わず、キズにくっつかない創傷被覆材を使う
膿を出すためには、タンポンガーゼではなく、細い糸を束ねたドレーンをそっとキズに差し込む

などの工夫をしています。

(とはいえ、自分で考えたものではなく、夏井先生から教えていただいたことを守っているのですが…)

今日は、病院に来る前から、治療に対する恐怖心で泣き続けていたお子さんが、
治療の途中には泣き止んで、終わった後には笑顔で帰ってくれました。


医者ができることは、キズを治すことではなく、
人のからだが回復しようとするのをお手伝いするだけですが、

痛くない湿潤療法は、からだのキズだけではなく、
治療の痛みや病院に来ることに対する恐怖心、という、こころのキズにも効果があります。

病院には、来ないに越したことはありませんが、
来ないといけないキズがある時には、
安心して来てほしいですね。
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by fkymhts | 2010-09-24 00:05 | キズの手当て

自宅で手に入るやけどの処置の材料



やけどでこられる患者さんが、続いています。
今日は、広い範囲のやけどをされた方のお役に立てますように、ご自宅での処置についてのお話です。
クリックして頂けるとうれしいです。



ふくやまの、やけどの治療の原則は、

消毒しない

乾かさない

やけどにくっつくもの(ガーゼなど)をやけどに当てない

です。



ただし、やけどは擦り傷などと違って、

滲出液がたくさん出ます。

小さいやけどでは、ワセリンもしくは軟膏+ラップで処置をするのですが、

範囲が広いやけどをこの方法で処置すると、

滲出液でビショビショになってしまいます。

そこで、滲出液を適度に吸収しながらも、やけどを乾かさないようなものが必要になります。

ふくやまがやけどの治療で良く使っているのが、モイスキンパット。

譜久山病院にお越しになれない方は、インターネットで購入することもできます。

モイスキンパット

ケンコーコムで売っています。
http://www.kenko.com/product/br/br_7750086.html

また、アマゾンでも手に入ります。
200-300円ほど、高めです。
http://www.amazon.co.jp/白十字-モイスキンパッド-75-100mm-60枚入/dp/B0023DEWLU


ご自宅でのやけどの治療のお役に立てれば、幸いです。
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by fkymhts | 2010-09-16 22:07 | キズの手当て