譜久山仁 の 第3診察室

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やけどの治療、まだやってます。

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最近めっきり記事を書かなくなってしまった、やけど の治療ですが、ブログのアクセス分析を見てみてびっくり。10年前の記事を見て下さっている方が1日で50人以上も 居られるんですね。
やけどの新しい記事を書かなくなったのは、それ以降特に新しい治療をしなくなったから、というだけで、変わらず やけどの治療をしていますので、お役に立てますことがありましたら、お越しくださいm(._.)m


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# by fkymhts | 2015-10-28 14:23 | 診察室のひとりごと

強みを活かす

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今日は往診。
褥瘡(とこずれ)の診察のご依頼を頂きました。
地域での医療連携、大切です。
明石こころのホスピタル さん、
ステキなロゴですよね。
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# by fkymhts | 2015-10-28 12:27 | 白衣を脱いで

支える緩和ケア

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第3診察室の机の上です。
がんの患者さんの症状を共有するための「痛みの日記帳」。
ふくやまが熱を入れている ハイパーサーミア のパンフレットと、いつもお世話になっている 協和病院さんの地図。
がん患者さんの会 ゆずりは明石 のパンフレット。
必要な方は、遠慮なくお声がけくださいね(-_^)
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# by fkymhts | 2015-10-27 20:55 | 診察室のひとりごと

ストーリーで支える緩和ケア

 小学校6年生に、ゲストティーチャーとして 「他人事ではないがんのお話」 をしてきました。
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内容として、
・がんになる人って、多いの?
・どうして、がんになるの?
・もしも身近な人ががんになったら
の3つをお話ししました。

・もしも身近な人ががんになったら で
今年看取りをさせていただいた方の内容になると、みなさんの集中力がぐっと上がっできたのを感じました。
ストーリーには、力がありますね。

治療法を選ぶには結果に繋がる数字が大切ですが、生き方を支えるには実体験のストーリーが力になります。

 緩和ケアに関わっている医師だからこそ患者さんと一緒に歩んできているストーリーを、
支える緩和ケアに役立てていきたいです。
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# by fkymhts | 2015-10-11 11:31 | 白衣を脱いで

がんの情報で迷わない為に

インターネット上にはいろんな治療の情報があふれています。
病院で一般的に行われている治療(医療保険でできる治療)は、担当の先生や医療関係者にたずねればよいですが、それ以外の治療については相談しにくいのが現状だと思います。
それらの治療について、参考になるサイトがありました。

「統合医療」情報発信サイト
「統合医療」情報発信サイトは、患者さんやご家族の方をはじめ、一般の方や医療専門家に対して、統合医療について信頼できる、正しい情報をわかりやすく紹介しているウェブサイトです。

「統合医療」は、近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学等とを組み合わせて行う療法であり、多種多様なものが存在します。このサイトでは、各種相補(補完)・代替療法や伝統医学に関して、現時点でわかっている科学的な情報を分かりやすく紹介しています。
(上記サイトより引用)


 統合医療は玉石混合といわれ、情報源が確かであることが重要になります。

「統合医療」情報発信サイトは、厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業に基づき、患者・国民及び医療者が「統合医療」に関する適切な情報を入手するために構築されたHPです。

ということで、サプリメントはじめ民間療法について詳しく載っていますので、参考になりましたら、幸いです。
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# by fkymhts | 2015-05-26 22:45 | 診察室のひとりごと

悪玉 善玉

 っていっても、人の話じゃないですよ。

 診察室で話題になったコレステロールのお話です。

ちなみに、善玉、悪玉とは、それぞれHDL、LDLコレステロールのことで、
HDLコレステロールは、血管内壁にへばりついて動脈硬化を引き起こすコレステロールを引き抜いて、肝臓まで運ぶ働きをしています。このことから「善玉コレステロール」と呼ばれています。
一方、LDLコレステロールは、細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となるため、「悪玉コレステロール」と呼ばれています。
(http://medical-checkup.info/article/43589316.html)

LDLコレステロールの正常値は70~119、HDLコレステロールの正常値は40以上ですが、
LDLとHDLの値は正常でも、LH比(LDL÷HDL)が高めだと心筋梗塞や脳卒中を起こすことがあると言われています。
皆さんが良くご存知の方では、
虚血性心不全(心疾患)を発症してカテーテル治療をした宍戸錠さんの入院時のLH比は2.0
脳梗塞を発症して薬物治療で血栓を溶かした大山のぶ代さんのLH比は3.1
だったそうです。

LDLは悪玉、HDLは善玉、というお話を始めにしましたが、
悪善比ならぬLH比と血管内のコレステロールの塊の関係は、
LH比が2.0以上になると塊が大きくなり、LH比が1.5を下回ると小さくなると言われています。

専門医のご意見としては、
「一般的にはLH比2.0以下を目標に、
糖尿病や高血圧など動脈硬化の危険因子がある人は1.5以下を目標に、
食生活や運動など生活習慣を改めるましょう。
注意!! 2.5以上になると脂質降下薬などのコレステロールを下げる投薬治療が必要です。」
ということです。

以下のweb siteも参考にさせていただきました。
http://www.hiranogh.com/hirakensa_hanashi007.html

血液検査を受けたら、ぜひ、LH比を計算してみて下さいね。
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# by fkymhts | 2015-01-29 11:47 | 病気のこばなし

家族の時間

がんで、余命幾許しかない、
今日、明日、亡くなるかもしれない、
という状態になると、
家族の時間が何よりも大切になります。

医療者は
痛みや息苦しさなどの肉体的な症状や、場合によっては不安などの精神的な症状を和らげるのにはお役に立てますが、
症状が緩和できれば、できるだけ速やかに家族の時間を家族だけで過ごせるようにします。

もしかすると、次の一言が、家族の間の最期の会話になるかもしれないのですから。







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# by fkymhts | 2014-12-10 22:54

誕生日の習慣

 40歳で青年を卒業してはや一年が経ち、アラフォーも半ばを過ぎました。
看取る患者さんが、祖父母の世代から両親の世代となり、自分と一回りも変わらない患者さんとの別れに戸惑うこともあります。
その患者さんたちと共に過ごしていると、「いつかできるようになるだろう」と準備する時間が残されているわけではなく、できるできないは別として「目の前の問題に今取り組まなければならない」ことをひしひしと感じます。

「世代」をあらわすgenerationという単語には、約30年という意味もあります。
父がゼロから築いた病院を45床から3倍の132床に拡大することを決めたのが1986年。
母は「お父さんはたくさんの職員を管理することができないから、病院を大きくするのは反対。
あなたたちが医者になるのなら病院を大きくすればいいけれども、そうでなければ一代で病院を閉じたらいい。」と、
小学6年の僕と高校1年の兄を前に「選ぶのはあなたたち。」と言い放ちました。
誰よりも父を尊敬の的としていて、「大きいからこそできる医療がある。」という父の夢を知っていた兄弟としては、
「お父さんがやりたいことだったら、そうしよう。」と迷うべくもなかった記憶があります。

 あれから28年。
医者として尊敬をしていた父の仕事量にははるかに及びませんが、父が身体を削って支えてきたこの地域を思う気持ちはしっかり引き継いでいます。
一世代が経って、病院も新たな世代を迎える時となりました。来年の3月には、新たな病院の礎が築かれます。
こどもたちは、何かしら大きなことに自分たちも関わらざるを得ないらしい、という漠然とした感覚は持っているようです。
小学校4年生の長男は「外科は当直があるから内科にしようかな。」と、当直の代わりに家を守ってくれている妻が内科だから「内科=当直が無い」という誤解はあるようですが、医師という職業を意識しています。

 親にして貰ったことは、こどもに返す。
自分がして貰っただけのことができているかどうかは別として、親として今できることを精一杯する、
それを積み重ねていくだけで、それ以上でも、それ以下でもないのだと思います。

そして、高校2年生の時に教えて貰った誕生日の感謝の習慣をこどもたちが自然と引き継いでくれるような子育てになったらとても嬉しいです。

「おかあさん、41年前の今日、僕を産んでくれてありがとう。」



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# by fkymhts | 2014-12-05 00:07 | 白衣を脱いで

わかる、わからない?

「○○さん痛み止めを使ったのにまたすぐ痛いって言われるんです。あまり痛そうに見えないのですが。」
と言われることがあります。

その人の痛みはその人の立場にならないとわかりません。
その人が痛いと言ったら、痛いのでしょう。

和らげることができる痛みならば、技術で癒し、
和らげることのできない痛みならば、共感をもって慰めとなるように。

わかる、はずはないし、
わからないとは、言えない。

わかろうとするその姿勢が、必要だと思うのです。
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# by fkymhts | 2014-11-23 14:32

病気中心じゃなくて、人を中心に。

医者として病気を治すのが仕事、といえばもっともですが、病気の中には治らないものもあります。また、治療には肉体的、精神的、金銭的、社会的な負担がかかるため、医療者は治療が必要と考えても患者さんが治療希望しないことがあります。
 インフォームドコンセント が定着してきたのは、医療者が病気を治すというスタンスに限界があるからではないか、と思います。
少なくとも、まち医者には、病気を持った患者さんと共に歩み、その治療を支援するhuman-centered careのスタンスが必要ではないかな、と思っています。

 譜久山病院は、あたらしい病院づくりに取り組んでいます。
人を中心とした医療・介護を提供したい人、病院を核にした新しいまちづくりの仕事をしたい人、
ぜひぜひ、ご応募下さい。
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 写真では文字が見にくいかもしれません。

以下をご参照下さい。
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# by fkymhts | 2014-09-23 19:08 | 診察室のひとりごと