ふくやまの外来には、ご縁があって、お越しいただいている患者さんが居られます。
もともとは、
水虫で来られたのが、大腸癌が見つかり、
手術を受けられて、その後も通ってこられている方。
やけどで来られたのが、高血圧があり、
やけどが治った後も通ってこられている方。
生活習慣病で通院されているうちに、ご家族のご病気のご相談を受けるようになり、
その後、ご家族ぐるみで診させていただくようになった方。
など、など。
時々、自分の専門とする科は、何科だったっけ?
と思うこともあります
が、
人の体は、外科の病気だけにかかるわけではありません。
自分の専門としている、外科の病気だけを見るのではなく、
その病気を持ってふくやまの外来に来られた、ご縁のある患者さんを、
お役に立てる限り、診させていただこう。
ふくやまではなく、他の医師、他の医療機関で診療を受けられることが
その患者さんにとってメリットが大きいときには、
そのことをご説明して、患者さんのご希望に沿うようにしよう。
ふくやまとご縁ができた患者さんにとって、
健康上でなにか困ったときに、まず相談できる相手であるように。
また、ふくやまが直接お役に立てないときには、
適切な医療機関をご紹介して、患者さんが迷わずに済むように。
そして、ふくやまがお役に立てる限りは、
患者さんが持つ病気だけを見るのではなく、病気をもつ患者さんをずっと診させていただこう。
それが、ふくやまが提供していきたい医療です。