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譜久山仁 の 第3診察室

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病気ではなく、患者さんを診ていきたい



今日は、ふくやまが、つねづね思っていることを、お話しますね。

クリックしていただけると、うれしいです。


 ふくやまの外来には、ご縁があって、お越しいただいている患者さんが居られます。

もともとは、

水虫で来られたのが、大腸癌が見つかり、
手術を受けられて、その後も通ってこられている方。

やけどで来られたのが、高血圧があり、
やけどが治った後も通ってこられている方。

生活習慣病で通院されているうちに、ご家族のご病気のご相談を受けるようになり、
その後、ご家族ぐるみで診させていただくようになった方。

など、など。


 時々、自分の専門とする科は、何科だったっけ?
と思うこともあります

が、

人の体は、外科の病気だけにかかるわけではありません。

自分の専門としている、外科の病気だけを見るのではなく、
その病気を持ってふくやまの外来に来られた、ご縁のある患者さんを、
お役に立てる限り、診させていただこう。


ふくやまではなく、他の医師、他の医療機関で診療を受けられることが
その患者さんにとってメリットが大きいときには、
そのことをご説明して、患者さんのご希望に沿うようにしよう。


 ふくやまとご縁ができた患者さんにとって、
健康上でなにか困ったときに、まず相談できる相手であるように。

 また、ふくやまが直接お役に立てないときには、
適切な医療機関をご紹介して、患者さんが迷わずに済むように。

 そして、ふくやまがお役に立てる限りは、
患者さんが持つ病気だけを見るのではなく、病気をもつ患者さんをずっと診させていただこう。


 それが、ふくやまが提供していきたい医療です。
by fkymhts | 2010-06-18 00:25 | 診察室のひとりごと