譜久山病院では、院内全面禁煙です。
でも、時々、知ってか知らずか、病室内やトイレで喫煙される方がおられます。
喫煙されていることがわかると、院内禁煙であることを説明し、それでも禁煙を守っていただけない方は退院していただくことがあります。
病院は、病気を治すところです。
そこで、健康を害する喫煙は許されないということと、
喫煙者の健康だけでなく、周りの方の健康も害し、療養環境を損ねることは許されないのです。
喫煙される方は、院外の喫煙場所での喫煙をお願いしていますが、
院内で吸っていない、と言われながらも病室内のゴミ箱から吸殻が出てきたりすることがあります。
患者さんの言うことを全面的に信用し、その言葉を基に治療を進めていく医者にとって、
患者さんの言葉を信じられないことはとても哀しいことです。
本当のことを言ってもらえなかったことに対し、腹立ちよりもむしろ脱力感すら感じます。
患者さんの状態が急変したら、たとえ夜中であれ、連絡を受け、場合によっては病院に駆けつけなければならない立場として、その患者さんから返ってくる言葉が真実でなければ、あんまりではないでしょうか。