時間がある時には迷うのも楽しいかもしれませんが、緩和ケアを必要とする患者さんに残された時間はとても貴重なもの。
「これで良かった」という最期を迎えられるよう、限りある時間内に無事に辿り着きたいですね。
そのためには、最期をどのように過ごしたいのかを患者さんとご家族さんが思い描いて、それを実現できるように医療者、介護者が支えることが必要です。
ふくやまは、緩和ケアのかなり早い段階で、
「イヤなお話をしてもいいですか?」と前置きをして、「いいですよ」とお返事を頂けた時には、ご自宅での生活が一人でできなくなった時にはどこで過ごされたいかをたずねています。
入院は緊急で入って来られても何とかなりますが、ご自宅で過ごすための調整には時間がかかることがあります。
どのくらいの時間があるのか、ゴールまでの距離がどのくらいか、がわかると、それに間に合うように準備ができますが、ゴールが定まっていないと望まない最期になってしまうかもしれません。
イヤなお話ではありますが、逆算の緩和ケアで患者さんがより良い時間を過ごせるなら、イヤな役を務めていきます^_^