やけどやケガなどのキズの跡が、盛り上がったり、他の部分と違う色になったりすることがあります。
盛り上がり(肥厚性瘢痕:ひこうせいはんこん といいます)対しては、瘢痕を抑える飲み薬や軟膏を使って処置することが多いです。
色が違ってくるのに対しては、なによりもまず、紫外線に当てないようにする、ということを最優先しています。
紫外線に当てない方法としては、
衣服で覆う
テープで覆う
日焼け止めを使う
などがあります。
衣服、日焼け止めについては、普通の日焼け対策と全く同じなので、ここではご説明しません。
テープについてですが、顔、手などに使うことが多いです。
人目につくことが多い場所なので、目立ちにくいように
茶色のテープを使っています。
テープで完全に紫外線を遮断できるわけではないですが、目立たず、簡単に処置できて、長い期間続けることができる、というのがとても現実的だと思います。
紫外線を遮る期間としては、おおむねひと夏くらいの間と言われています。
秋になったとはいえ、まだ日中は日差しが強いので、しばらくは紫外線を遮る必要がありそうです。