が出そうで出ないとき、しんどくないですか?
赤ちゃんがミルクを飲んだ後、
背中をトントン、
とした時のすっきりとした顔。
その気持ち、わかるわかる、
と思いながら見られている方もおられるはず。
普段は、げっぷで苦しむことはあまりないかもしれませんが、
その苦しさを感じるのが、胃カメラ。
胃がしぼんでいると十分に全体を見ることができないので、
胃カメラの時には胃に空気を入れて膨らませるんです。
胃に空気が入ると、げっぷが出そうになるんですが、
げっぷをしてしまうとその空気が抜けてしまうんです。
そこで、検査のときには、
「はーい、ちょっと苦しいでしょうが、げっぷを我慢してくださいねー」
と言われるのですが、
検査の最後に空気を抜いてもらうと
すーっと楽になります。
検査がしんどいと、二度とその検査を受けたくなくなります。
そうなると、病気を早い時期に発見することもできなくなります。
できるだけ楽に、そして定期的に検査を受けてもらえるよう、
検査の楽さには、こだわります。
検査の前には
患者さんがリラックスできるようにすこしお話をして。
検査中は、
患者さんと話ができるように、
経鼻内視鏡を使って、モニターを一緒に見ながらリアルタイムで胃の中の状態を説明して。
そして、検査の最後には、
げっぷで苦しまないように、
胃の中の空気を吸って、胃を空っぽにして。
「えっ、こんなに楽やったん?」
と言われるのが何よりものうれしい言葉です。