病気にかかった方が、あとどのくらい生きることが出来るか。
その期間を、予後、と言います。
予後、を推測できる、と言うことは、つまり、
その病気で、近い将来、亡くなる、ということになります。
将来、その病気で亡くなる、と聞くと、
不安をもたれるかもしれません。
でも、ただ、不安に思っていても、良いことは起こりません。
人は、みんな、いつか死ぬんだ。
その、死ぬまでの時間が、たまたま、予想できているだけであって、
その時間を、自分で意識しながら、大切に過ごしていく機会を得ることが出来たんだ。
という、発想の転換ができれば、
予後を、有意義な余生として過ごすことが出来るのではないでしょうか。
他人事だから、そんなことが言えるんだ、
と、思われるかもしれません。
他人事だからこそ、こんなことが言えて、
そして、もし、自分の身に降りかかったときにはこう考えたい、
と思うからこそ、
こんなことをお伝えしたいのです。
人は、いつか、死にます。
最期の瞬間に、満足できるかどうかは、
それまでの時間の長短ではなく、
それまでの時間の過ごし方にかかっている、
と、おもうのです。