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譜久山仁 の 第3診察室

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温熱療法見学につながる温かいご縁

 師走とはよく言ったもので、 医師走る 状態であっという間に12月29日、30日が過ぎてしまいました。
2日間ブログアップができていませんでしたので、今日中に冬休みの宿題のように3日分まとめて^^;

 山本ビニターさんに温熱療法のお話を伺い、「百聞は一見に如かず」ということで治療の現場を見てみたいと思いました。ふくやま、思い立ったら自分の目で見ないと納得ができないところがあり、これまでもキズの湿潤療法で長野県へ、病院のIT化で福岡県へ、地域で安心して暮らせる仕組みづくりで愛知県へ、希望を持ち続ける緩和医療で埼玉県へ、と見学に行って、現場で教えて頂いたことが大変役に立っています。
 京都府立医大のお膝元の百万遍クリニックを見学させていただきたいと思っていたところ、当院で勤務されている杉本先生が院長先生である坂元先生と一緒にお仕事をされていたとのご縁でご紹介いただき、トントン拍子で8月19日に見学させていただくことになりました。

 距離も人のつながりとしても離れた百万遍クリニックの見学でしたので、どのようにお願いしようかと考えあぐねていました。普段机を並べて隣に座っておられる杉本先生からご紹介いただき、温かいご縁に感謝です。
# by fkymhts | 2015-12-31 06:30 | 診察室のひとりごと

山本ビニターさんとの出会い

 今年最終週が始まりました。
とはいえ週の前半だけ仕事で、後半は年末年始のお休みに入ります♪ 

 さて、 京都府立医大のがん「温熱・免疫療法」 の本で温熱療法に出会って温熱療法について調べるうちに、温熱療法の機械で医療保険で治療ができるのは サーモトロン という機械だけで、山本ビニター株式会社が作っているということがわかりました。
8月3日に山本ビニターさんに連絡を取って5日に担当の方にお越しいただき、温熱療法についてのレクチャーをしていただきました。

がん細胞が熱に弱いのではないか、ということが、古くから考えられてきました。別の病気で高熱を出した患者のがんが小さくなったといった報告が世界各地の医師や研究者からあがっていたのです。

問題はがん細胞だけをどうやって加熱するのか?ということです。がんは身体の奥深くにあることも多く、また、身体中のあちらこちらに広がっていることもあります。身体を表面から温めるだけの方法では効果は期待できません。特に肺がん、肝臓がん、膀胱がんなどといった身体の深部にあるがんにはほとんど効果がありませんでした。

そこで注目されたのが、高周波の電波による加熱です。赤外線や紫外線が身体の表面しか温めることができないのに対し、高周波は身体の奥深くにまで浸透して、がん組織を狙うことができる特長を持っています。研究の結果、8MHzという周波数帯の電波が最も適していることが分かりました。
当社のハイパーサーミア装置「サーモトロン-RF8 EX Edition」は、8MHzを採用しています。

幾年にもわたる研究開発を経て1984年に、 山本ビニターが世界で始めて高周波加温によるハイパーサーミア装置"サーモトロン-RF8"を実用化、 厚生省の医療用具の製造承認を取得しました。
山本ビニター株式会社のウェブサイトより

というような内容に加えて、根掘り葉掘りの質問に対して丁寧に答えていただき、ふくやまの緩和医療の取り組みにも共感してもらえました。
1月16日の公開勉強会の協賛とウェブサイトでも勉強会のお知らせをしていただいています。
山本ビニターさんとの出会い_c0029677_23195332.png


がん組織は熱に弱いという理論はわかりやすいですが、
身体の内部深くにあるがんを温めるという技術を作るのはすごいことですよね。

正常組織にダメージを与えない、治療がしんどくない、という素晴らしさに魅せられて、
温熱療法をもっと知りたいと思うようになりました。
# by fkymhts | 2015-12-28 23:31 | 白衣を脱いで

温熱療法のわかりやすい資料

 温熱療法を正しく知ってもらうには、わかりやすい資料から。
温熱療法のわかりやすい資料_c0029677_18063425.png
患者さん向けのパンフレットです。http://www.vinita.co.jp/src/image/medical/includes/side/inner/right/mini_catalog.pdf 

1.ハイパーサーミアの原理
2.がんはなぜ熱に弱いか?
3.治療の種類とハイパーサーミア
4.どうやって加温するの?
・・・
と、イラスト入りでとてもわかりやすくなっています。

ダウンロードして印刷することもできます。

1月16日の講演会まで、22日間リレーブログをしていきますね。
(宣言前にフライングで2日間書いていたので今日で3日目です^^;)

ふくやまの想いも伝わりますように。

# by fkymhts | 2015-12-27 18:13 | 診察室のひとりごと

譜久山病院の緩和ケア連携は、こう変わってきました

 手術、化学療法、放射線治療の いわゆる3大治療は、兵庫県立がんセンターをはじめとする地域中核病院が提供しているので、それらの病院との連携が大切です。
問題は、3大治療ができなくて緩和医療目的で紹介される患者さんに、ウチの病院で何かお役に立てないか、ということ。
譜久山病院の緩和ケア連携は、こう変わってきました_c0029677_21413665.jpg

以前は、抗がん治療が終わった段階で紹介をされることが多かったので、治療中止による絶望感や孤独感から信頼関係を築くことが困難で、当院に来られてから数日で亡くなられることもよくありました。
7年程前から、抗がん剤などで抗がん治療中から当院でも関わらせていただくこととし、抗がん治療を受ける患者さんを支えるようにしました。治療経過を共有することにより、患者さんとの信頼関係も築きやすくなりました。その後、症状を和らげるだけでなく希望を持って過ごしてもらえるように、漢方や免疫治療、食事療法、心理学、がんが奇跡的に治った手記などの本をいろいろと読みました。
そうして出会ったのが、温熱療法でした。
# by fkymhts | 2015-12-26 22:15 | 診察室のひとりごと

どうして 温熱療法 ?

 来年1月16日の がんの温熱療法 公開勉強会 「温熱療法って ホンマのところ どうなん ?」 まで、
ちょうど3週間となりました。
公開勉強会までの間、温熱療法についてのふくやまの想いをお伝えしますね。

 この本との出会いが、すべての始まりでした。

どうして 温熱療法 ?_c0029677_23021724.png
 ちょうど半年前。
がんの患者さんの痛みやだるさ、吐き気などの症状を和らげる症状緩和を続けていく中、
「がんの治療ができない」という絶望に対しては何もできないことに、非力を感じていました。
その中で出会ったのが、 京都府立医大のがん温熱免疫療法 でした。
それまで、モヤモヤとしていたこころの曇りがパーっと晴れるような気がしました。

それまでの緩和医療の取り組みについては、また、明日お話ししますね。

# by fkymhts | 2015-12-25 23:15 | 診察室のひとりごと